darktableとデジタル画像処理

HDR画像(3)

1)HDR画像合成 AEブラケティングで、HDR画像合成用のRAWファイルを準備します。 ここでは、darktableを使ったHDR画像合成の仕方を説明します。 写真1では、ライトルームでAEブラケティングで作成した5枚のシャッター速度の違う画像が選択されています。左…

HDR画像(2)

1)概観 前回述べましたように、RAWのHDR画像を得るためには、HDR撮影モードが使えず、ブラケット撮影した数枚のRAWファイルをdakrtableで合成する方法が基本です。 これは、HDRモードで撮影した場合には、出力がJpegに限定されるためです。 しかし、例外が…

HDR画像(1)

1)HDR画像の定義 HDR画像合成については、標準化がなされていません。 また、HDR画像と、HDR風画像の間に混乱が見られます。 したがって、HDRについて、書くことは困難で、正確に書かれた文献はほとんどありません。 ここでは、darktableのHDR合成について…

パラメトリックマスク(3)

パラメトリックマスクのぼかし方を整理しておきます。 写真1が、サンプル画像です。 写真2では、モノクロームモジュールで、パラメトリックマスクのh (hue of LCh)チャネルで鳥居の赤をマスクしています。 写真3では、フェザーのスライダーを拡げていま…

パラメトリックマスク(2)

前回は、パラメトリックマスクの使い方の全体の流れを説明しました。 その際に、スライダーの使い方は、操作して見ればわかるという前提で、説明していませんでした。 今回は、スライダーの使い方を補足します。 写真1が、サンプル画像です。 今回は、モノ…

パラメトリックマスク(1)

パラメトリックマスクは、ピクセルのRGB値をもとに、マスクを作成する方法です。 2016年まで、Lightroomユーザーであったブルース・ウイリアムさんは、当時のLghtroomには、類似の機能はなかったといっています。マウスポインターで、図形の縁をなぞらなく…

darktable4.0.1

9月17日にdarktable 4.0.1がリリースされています。 www.darktable.org

描画マスク(2)グラデーションマスク

1)描画マスクの補足 描画マスクの反転ができない原因がわかりましたので、補足します。 drawn maskと書かれた行の右端にマイナス(-)が表示されています。このマイナスをクリックするとプラス(+)になります。この機能は、マスクの内側と外側を入れ替…

描画マスク(1)パスマスク

マスクは、画像の一部を処理する時に使います。 マスクと新しいインスタンスを対応させることで、大抵のことはできてしまいます。 マスクは、パイプラインの中では、レンズ補正などの画像の形状を変化させるモジュールより前に実行されますので、ずれること…

フィルライト

フィルライトは、画面の中にライトを追加する効果です。 darktable3.2までは、フィルライトというモジュールがありましたが、darktable3.4からは、このモジュールは廃止されています。 Photoshopには、照明効果フィルターがありますが、darktableでは、専用…

下の内児童公園(土浦市)~つくば市とその周辺の風景写真案内(891)

下の内児童公園(土浦市) 下の内児童公園は、乙戸土地区画整理事業(58.0ha)に伴って建設された街区公園と思われます。 研究学園地区の街区公園と比較すると高低差のある地形がそのまま残されており、大らかな印象を受けます。 公園名を書いた標識が、鉄板…

構図とクロップ(7)ミニマリズム(5)

1)色の調整 ミニマリリストの写真は、モノクロで最初に成功したと言われています。 禅画(水墨画)のイメージではないかと思われます。 カラーのミニマリストの写真は色数を減らすことが原則になります。 色合いは、原色に近い色はさけるべきという説明も…

モノクロ画像の現像(3)

1)カラーキャリブレーションの作例 RGBの順で、次のプリセットを作ってみました。 [0.3, 0.59, 0.11] Best standard [0.75, 0125, 0.125] Skin tones 1 [0.75, 0.25,0.0] Skin tones 2 [0.07, 0.86, 0.07] Green forest [0.2, 0.7, 0.1] Blue sky [0.3, 0.…

モノクロ画像の現像(2)

1)カラーキャリブレーションの補足説明 作例をのせる前に、問題がみつかったので、補足説明をします。 写真1は、カラーキャリブレーションのプリセットです。 何故か、darktable4.0でセットされているRGBの値は、darktable3.4で示された値とは一致しませ…

モノクロ画像の現像(1)

ミニマリストの写真をもう少し追求したいのですが、ミニマリストの写真では、モノクロ写真は避けて通れませんので、モノクロ写真の復習をまずします。 1)画像のインポート darktableのマニュアルの説明は以下です。 <== >モノクロ画像の現像 写真には…

構図とクロップ(6)ミニマリズム(4)

1)アドビの解説 Photzyの解説よりも、分かり易いアドビの解説を見つけたので、ここから始めます。 アドビに、Aleks BaharloとNicole Morrisoが寄稿しています。 Less is more: A guide to minimalist photography. Aleks Baharlo, Nicole Morrison Adobe h…

構図とクロップ(5)ミニマリズム(3)

1)用語の整理 用語の混乱があったので、整理しておきます。また、それに関連して、3回(前編、中編、後編)では、終わらなくなったので、通し番号に変更しました。 ミニマリズムは、多義語なので、ウィキペディアを見ておきます。 ミニマリズム(曖昧さ回…

構図とクロップ(4)ミニマリズム(中編)

もう少し、実例をあげます。 写真1は、コスモスです。この場合には、遠景の花の大きさが近景の花の大きさより小さくなっているので、遠近感があり、完全なミニマリズムではありません。とはいえ、特定のコスモスにターゲットを合わせている訳ではないので、…

構図とクロップ(3)ミニマリズム(前編)

ミニマリズムは、同じパターンが繰り返される絵画や音楽をさします。 完全に繰り返すと、壁紙のようなデザインになります。 壁紙には遠近感や奥行きはありません。人間の脳は、2次元のデータを脳で再構成して、奥行きを探すようにトレーニングされています。…

構図とクロップ(2)日の丸構図

3分割法の説明をみると、3分割以外は、良くないように読めますが、それは、正しくありません。 写真1と写真2は、主題が、画面の中央にありますが、違和感はありません。 主題は、画面の中央にありますが、建物は斜めの角度で撮影されていて、消失点がある…

構図とクロップ(1)3分割法

画像の一部を切り出すのがクロップです。 フイルム時代には、「水平を出す」、「クロップする」のは容易ではなく、「レンズ補正」は不可能でした。デジタルになって、この3つは簡単にできますので、RAW画像編集では、必須と考えます。 風景写真や人物ポート…

アオリ補正

アオリ補正は、建物を撮影する場合の縦の線が平行になるように補正する方法です。 フィルム時代には、アオリレンズという特殊なレンズを使っていました。 デジタル化カメラになって、レンズを交換しなくとも、画像補正で対応できるようになりました。 写真1…

看板の長方形を補正する

長方形の看板が変形している場合に、形を補正する方法です。 なお、レンズには、樽型または糸巻型の歪みがありますので、この処理をする前に、レンズ補正をONにしておくことを勧めます。 写真1 左;処理済み 右:処理前 写真2 回転と遠近モジュールを開き…

画像の傾きを直す

回転と遠近モジュールを使います。 補正の角度は数字で入れる方法でもできますが、簡単な方法はマウスの右ボタンを押したまま画像の中の水平線をなぞって、ボタンを離す方法です。 写真1 左:処理後 右:処理前 写真2 マウスの右ボタンを押したまま画像の…

darktableとLightroomの比較(15)

5)手順5/5 陰影を付け足す(再掲示) アドビシステムズの説明は以下の通りです。 <== 写真に立体感を作っていくために覆い焼きツールとを使い、部分的な領域を明るく、または暗くしていきます。画面の一部分だけに光が当たっているような演出をすることで…

darktableとLightroomの比較(14)

焼き込みツール darktableには、「焼き込みツール」というモジュールはありませんが、露光モジュールの新しいインスタンスにマスクを使用して部分的に露光を上げることで同じ効果が実現できます。 なお、この説明は、露光を上げる場合が、焼き込みツール、露…

darktableとLightroomの比較(13)

5)手順5/5 陰影を付け足す アドビシステムズの説明は以下の通りです。 <== 写真に立体感を作っていくために覆い焼きツールと焼き込みツールを使い、部分的な領域を明るく、または暗くしていきます。画面の一部分だけに光が当たっているような演出をする…

darktableとLightroomの比較(12)

4)手順4/5 Photoshopで色調の調整 手順4は、lightroomではなく、Photoshopを使う設定になっています。 アドビシステムズの説明は以下の通りです。 <== Photoshopで写真を読み込み、「特定色域の選択」で特定のカラー範囲を調整。「白色系」のイエロー…

darktableとLightroomの比較(11)

手順3は、アドビシステムズの説明では以下になっています。 番号は説明の便宜上つけています。 <== 3)手順3/5 基本補正パネルで写真全体の微調整 (3-1)基本補正パネルの「ハイライト」「コントラスト」「色温度」を再度微調整し、HSLパネルの「色…

darktableとLightroomの比較(10)

2-3)編集例 割り込みが長くなったので、アドビシステムズの説明を再度示します。 <== ツールストリップで補正ブラシツールを選択し、写真左側を部分的に補正します。 濡れている岩の表情を出すため「露光量」「コントラスト」「ハイライト」の微調整…