レンズを巡る旅;フイルム時代のガウスレンズの色収差

フィルム時代のカメラには、50mmのレンズをつけて使っていました。

 

ズームレンズは、1980年頃から普及しますが、それ以前は単焦点レンズでした。

 

今回は、フィルム時代のPentaxのSuper Takumar 55mm F1.8の例です。

 

写真1のように、白い雪柳の花には、色収差がでます。

 

写真2は、花の拡大写真です。

 

色収差は、TTArtisan 35mm f/1.4と同じ赤色と緑色です。

 

RAW現像の色収差補正で、収差を減らすことは可能ですが、完全にはとれません。

 

TTArtisanや、オートフォーカスの使えるYONGNUOのYN50mmF1.8などより優先して、Super Takumar 55mm F1.8のようなフィルム時代のレンズを使うメリットはないと思います。 

 

MTF曲線は、フィルム時代のレンズより、中華レンズの方が優れています。

 

F1.8の場合、晴天の日向では、シャッター速度は、4000分の1秒以下になってしまいます。

 

電子シャッターを使う、NDフィルターを使うなどの対策が必要になります。

 

夜間の場合はともかく、昼間の撮影では、F1.4が活用できる場面は限られます。

 

F1.8からF2のレンズが使いやすくなります。

 

 

写真1

 

 

写真2