2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

川島洋品店土蔵(桜川市真壁町)~つくば市とその周辺の風景写真案内(1004)

川島洋品店土蔵は、国選定重要伝統的建造物群保存地区の102棟の登録文化財の1つです。 真壁町では、1837年(天保8年)に大火があり、現存する建物は、それ以降の建築です。 土蔵は、江戸時代末期(1830-1867)に建築された推定され、最古の建築になります。…

M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macroの色収差

M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macroは、オリンパスのMFTのマクロレンズです。 オリンパスのマクロレンズは、60mmG2.8と300mF3.5の2種類しかありませんので、安価なレンズですが、必要にして十分な性能があると思われます。 キャノンのEF-Mのマクロレンズで…

ソリューション・デザイン(7)

(7)人文科学のルネサンス (人文科学がルネサンスになっている理由を説明します) 1)人文科学の評価 2022年2月13日の現代ビジネスで、野口悠紀雄氏は、農業のGDP比率が低いので、農学部の定員が多すぎると指摘しています。その記事の中で、次のように述…

International Landscape Photographer of the YearのAward book

International Landscape Photographer of the YearのAward BookのPDF版を以下でダウンロードできます。 風景写真の撮影や編集の参考になると思います。 全般的に、日本で見る写真より、線が少ないか、逆に、パターンの繰り返しが多く見られます。 Internati…

NIKON AF-S DX Zoom-Nikkor 18-70mm f/3.5-4.5G IF-EDの色収差

AF-S DX Zoom-Nikkor 18-70mm f/3.5-4.5G IF-EDは、2004年発売のデジタル一眼レフ初期のキットレンズです。 MTF曲線をみると10本のラインはよいですが、30本のラインは今一つで、周辺に向かって劣化しています。 ミラーレス時代以降のレンズと比べるとMTF曲…

ソリューション・デザイン(6)

(6)一番つまらない話 (Q:「開けゴマ」を信じていますか) 1)ベストセラーのビジネス書 ビジネス書のベストセラーを見ていると、概ね、次のようなキーワードが含まれています。 「生き方」、「経営哲学」、「習慣」、「教養」、「伝える技術」 「HOW …

Ansel 3.8.1

Anselのバージョンが3.8.1になっていました。 大きな変更は、サポートしないといっていたMacOS版が出てきた点です。 現状では、darktableから、乗り換えるだけの違いはないと思われますが、今後の展開を見たいと思います。 ansel.photos github.com

smc PENTAX-DA★ 16-50mm F2.8ED AL[IF]SDMの色収差

smc PENTAX-DA★ 16-50mm F2.8ED AL[IF]SDMは、2007年発売の古いレンズです。 2021年8月27日に改良型の「HD PENTAX-DA 16-50mm F2.8ED PLM AW」が出ています。 F2.8通しの標準ズームなので、スタンダードになるレンズです。 写真1と写真2が、DA★ 16-50mm F2…

ソリューション・デザイン(5)

(5)レジームシフトはなぜ認識されないのか (Q:レジームシフトが認識されない原因は何でしょうか) 1)レジームシフトとは何か トフラー(Alvin Toffler、1928年 - 2016年)は「第三の波」( The Third Wave、1980)の中で、人類はこれまで大変革の波を…

日本は如何にして発展途上国になったか(17)

(2)発展途上国とは何か (一人当たりGDPだけではわからない発展途上国について説明します) 1)頭脳流出(brain drain) 日本から、日本人の頭脳流出が続いています。 日本のODA金額が伸びたのは1985年からです。 これは、プラザ合意以降、円高が進んだ…

CANON EF28-80mm F3.5-5.6 IV USM(1996)の色収差

CANON EF28-80mm F3.5-5.6 IV USMは、1996年に出た、標準ズームです。 Kiss用に設計されています。 1995年のEF75-300mm F4-5.6 II USMの色収差は紹介していますが、300mmは条件が悪いので、色収差のレベルの参考にならない面があります。 これを除くと、手元…

ソリューション・デザイン(4)

(4)猫と正義 (Q:猫と正義の共通点を説明してください) 1)猫とは何か 中世西欧のスコラ哲学において、「猫」「正義」などは、類の概念として実在するのかどうかという議論(普遍論争)があり、実在論は、名前(類の概念)は実在を意味すると言い、唯名…

Nikkor-S Auto 50mm F1.4の色収差

Nikkor-S Auto 50mm F1.4は、1962年発売のレンズです。 1972年に多層膜化の改良がされ、1976年まで、14年にわたって生産されています。 後継レンズに、 NIKKOR-S C Auto 50mm F1.4 (1972年7月発売) New Nikkor 50mm F1.4 (1974年11月発売) - New Nikkor 50mm…

ソリューション・デザイン(3)

(3)データサイエンス科学革命 (Q:理論科学とデータサイエンスの違いを説明できますか) 1)AIより重要なこと 巷(ちまた)には、AIが仕事を奪うとか、10年後にも続けられる仕事は何かといった話題にあふれています。 開発途上国の都市では、時代が進む…

テレコンバージョンレンズ VCL-HGD1758の色収差

色収差のチェックで、今回は、コンバージョンレンズを扱ってみます。 対象は、ソニーのテレコンバージョンレンズ VCL-HGD1758です。 このコンバージョンレンズは、口径58mmなので、適合するレンズとして、AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VRをえらび…

ソリューション・デザイン(2)

(2)経験主義と科学的方法 (Q:経験主義と科学的方法とどちらが優れていると思いますか) 1)経験の価値 日本の年功型雇用の給与体系は、経験には価値があるという信念に基づいています。 経験の価値はゼロではないかもしれませんが、技術進歩のある世界…

smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED ALの色収差

smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED ALは、2010年11月に、発売されたペンタックスのレンズです。 大変古いレンズです。また、筆者は、現在はPentaxのカメラを使っていませんので、最新のペンタックスレンズについてコメントできません。 smc PENTAX-DA 18-135…

ソリューション・デザイン(1)

(1)どうして暗記は、良くないのか (Q:暗記の問題点を理解していますか) 1)暗記の問題点と内容の理解 試験対策は、昔から暗記がメインです。 試験会場に、教科書、辞書等を持ち込んだでよい試験は少ないですし、スマホも禁止です。 これは、無人島に島…

EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STMの色収差

EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STMは、EF-Mマウントの便利ズームです。 最近、RF-Sマウントで、RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STMが出ましたが、兄弟レンズで、ほぼ同じ構成で、MTF曲線も同じに見えます。 EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STMは、便利ズームにもかかわらず…

EF-M28mm F3.5 マクロ IS STMの色収差

EF-M28mm F3.5 マクロ IS STMは、マクロレンズです。 マクロレンズでは、ボケの量は問題になりません。 マクロレンズでは、ボケを考慮して設計することは考えられません。 つまり、ボケを配慮しないで、設計されたレンズの典型を考えるのであれば、マクロレ…

日本は如何にして発展途上国になったか(16)

(9)フェイクと人材 (フェイクは、人材を徹底的に棄損しています) 1)フェイクと人材 第一に、人文的文化が科学的文化の代替になるというフェイクは、経験が科学に優るという信念に通じます。 これは、科学(エンジニアリング)を学習しても、収入が増…

日本は如何にして発展途上国になったか(15)

(4)飛ばなかった次世代ロケット「H3」初号機 (H3型ロケットが飛ばなかった原因には、科学的文化の欠如があります) 1)経緯 JAXAは、種子島宇宙センターから先進光学衛星「だいち3号」(ALOS-3)を搭載したH3ロケット試験機1号機の打上げを2023年2月1…

LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm / F4.0-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.の色収差

LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm / F4.0-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.. / POWER O.I.S.は、パナソニックが動画用に開発したレンズです。 動画撮影時のズームがスムーズになるように、電動ズームを採用しています。 電動ズームレンズは、もう1本次があります。 LUMI…

LUMIX G VARIO 35-100mm / F4.0-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.の色収差

LUMIX G VARIO 35-100mm / F4.0-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.は、LUMIX DMC-GM1に合わせて設計された2本のレンズ(もう一つはLUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S)のひとつです。 LUMIX DMC-GM1は、世界最小のMFTカメラで、204gしかありません。 …

日本は如何にして発展途上国になったか(14)

(12)ハーバー・ボッシュ法の後日談 (ハーバー・ボッシュ法は、データサイエンスに繋がっています) 1)観察研究 肥料が発見される前には、収量の多い作物と収量の少ない作物を観察して、原因を考える「観察研究」が手法として採用されています。 「観…

AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VRの色収差

AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VRは、2015年7月に発売されたDXレンズ初のナノクリスタルコートがなされたレンズです。 D500のキットレンズとして発売されました。 2010年以前には、ニコンは、一眼レフの本命はDXであると主張していました。 D300 はDX…

日本は如何にして発展途上国になったか(13)

(「ファスト&スロー」を振り返ります) 1)「ファスト&スロー」の概要 カーネマンは、「ファスト&スロー」の中で、人間の脳の使い方(思考パターン)には、次の2つがあると主張しました。以下は、筆者の解釈で、カーネマンの「ファスト&スロー」とは、…

AF-S DX NIKKOR 35mm F1.8の色収差

AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8は単焦点レンズです。 非球面レンズも使われていますので、モダンなレンズです。 www.nikon-image.com MTF曲線を見ると、10本のラインは90%を越えていて優秀です。 30本のラインは、70%付近から緩やかに低下しています。 つまり…

日本は如何にして発展途上国になったか(12)

(11) ChatGPTと政府のパフォーマンス (政策の策定は、低レベルの仕事です) 1)ChatGPTのヒット 2022年11月30日に公開されたChatGPTは、2023年2月には利用者が、1億人を超えています。 利用者は、急速に拡大して、ブームになっています。 ChatGPTを念頭…

Jpegの闇

darktableのようなRAW現像ソフトをつかっている場合、画像保存は、RAWだけです。 Jpegはスペースの無駄なので、使いません。 ところが、カメラのマニュアルには、RAWのことはほとんど書かれていません。 カメラの設定を変更するとJpegに起こる変化については…