TTArtisan 35mm f/1.4の評価を考えます。
レンズの評価は、チャートを撮影して、解像度や収差を見ます。
スマホとミラーレスカメラを比べて、スマホは画質が悪いといいます。
しかし、スマホユーザーはスマホは画質が悪いと思っていません。
富士フィルムのチェキが売れています。簡単に言えば、プリンター版のポラロイドカメラです。昔のポラロイドカメラよりは、良い画質ですが、ミラーレスカメラと比べられるような画質ではありません。それでも、スマホで撮影できないような写真が簡単にとれるというので、人気があります。
こう考えると、デジタルカメラに求められている性能は、「スマホで撮影できないような写真が簡単にとれる」という点ではないかという気がします。
解像度よりも、表現の幅が拡がることの方が支持されています。
写真1が、TTArtisan 35mm f/1.4をMFTにつけています。
写真2が、NIKONのAFSーDX35mmF1.8をMFTにつけています。
写真3が、EF-M32mmF1.4です。絞りは全て開放です。
開放の中央の解像度は、EF-M32mmF1.4がベストです。
あとは、3本とも、あまり、差がありません。
TTArtisan 35mm f/1.4は単純なダブルガウスレンズなので、丸ボケが綺麗にでます。
スマホで写真を見慣れている人にとって、細かな解像度が気になることはあまりないような気がします。
TTArtisan 35mm f/1.4のF1.4の画像はあまりよいとはいえませんが、F1.8に比べて、表現の幅が圧倒的にあります。
価格差があるので、EF-M32mmF1.4の方が良く写るのは当然です。
F1.4のレンズの場合、シャッター速度の上限が、4000分の1秒では足りないことがあります。電子シャッターがあると便利です。