レンズを巡る旅;マクロレンズ(2)

マクロレンズの差は小さいという例を示します。

 

EF-MマウントのEF-M28mmF3.5を取り上げます。

 

写真1と写真2は、EF-M28mmF3.5です。

 

写真3は、前にも形成したEF50mmF2.5です。

 

2本のレンズの間には、20年近い開発時期の差がありますが、大きな差はわかりません。

 

MTF曲線のような物理特性は、20年で改善されていますが、普通にうつる範囲では、差がはっきりはしません。

 

実は、実写で、差がわかるかという点については、レンズレビューではわかりません。

 

レンズレビューでは、最悪の条件で比べて、差を論じます。

 

この方法では、高価なレンズの方が性能がよいという結論になります。

 

しかし、安価なレンズと高価なレンズの差が出る場面はかなり限られます。

 

簡単に言えば、レンズの価格の差は、打率の差だと考えると分かり易いと思います。

 

安いレンズでもよい写真は撮れます。ただし、打率が下がります。

 

打率が低くとも、持ち出しの頻度が高ければ良い写真が十分に撮れます。

 

それから、AFの方が、MFよりも、簡単に沢山の写真が撮れます。

ただし、白い花、明るいF値、焦点のターゲットが中央にない場合には、AFで、撮影可能な回数が減ります。

 

雪柳のどこに焦点を合わせるかは、むずかしく、ここでは、タッチシャッターを使っています。

 

 

写真1 EF-M28mmF3.5

 

写真2 EF-M28mmF3.5

 

 

写真3 EF-50mmF2.5