データサイエンス

ウクライナの情勢の不明点

ウクライナの情勢が、緊迫しています。 しかし、情報は錯綜して、どれが、本当かはわかりません。 そこで、不明点を整理してみます。 1960年のアフリカの年には、植民地が多く独立します。それまでは、軍事力で、植民地を押さえつけるのが当たり前でしたが、…

実効再生産数と感染拡大~コロナウイルスのデータサイエンス(244)

オミクロン株の拡大によって、新規感染者数が、26日には7万人になりました。 人口が6700万人のフランスの新規感染者数は、50万人を越えました。 人口比で言えは、日本(12600万人)では、94万人に相当します。 東京都のデータでも、経路不明感染が多いので、…

ポイント・オブ・ノー・リターン~株式の勉強(11)

1)三井住友海上火災の記事 2022/01/23の日経新聞に、「三井住友海上火災は、出向や社外での副業など『外部での経験』を社員が課長に昇進するための前提にする」そうです。 しかし、これは、かなり異様な主張です。ここで、課長と言っているのは、課長級の…

組織よりアプリをつくるべき~株式の勉強(10)

昨年、デジタル庁ができました。これからは、こども庁をつくるとか、あるいは、必要に応じて他の組織をつくるとかいう話も出てきています。 つまり、問題があれば、組織をつくって、そこに予算をつける訳です。 官僚組織では、業績は、予算の獲得または、組…

比較という手法(5)~株式の勉強(9)

1)ウクライナ難民の可能性 英脚本家ラッセル・T・デイヴィスがBBCのために、2019年に、近未来ドラマ「2034 今そこにある未来」(全6話)を、公開しています。そこには、「伝染病が地球を襲う、ディストピアの世界が描かれている」そうで、コロナウイルスを…

検査数と実効再生産数の課題~コロナウイルスのデータサイエンス(243)

この記事は、昨日、作成して、中断したものを再開して作成しましたので、最新のデータが、1日古くなっていますが、大勢に影響しないので、掲載します。 課題は、オミクロン株の拡大をどうみるかです。 図1は、東京都の実効再生産数です。翌21日の値は2.28…

比較という手法(4)~株式の勉強(6)

1)ウクライナ情勢 比較という手法(2)で、ウクライナのIT企業について、説明しました。 とくに、IT企業の成長が著しいことを申し上げました。 図1に、ヨーロッパの地図を示します。西側のエストニア、ラトビア、リトアニアの3国、ポーランド、スロバキ…

比較という手法(4)~株式の勉強(5)

1)教育の問題 ウクライナと日本のDXを比べた場合、あるいは、韓国、中国、シンガポール、台湾、香港でも同じですが、一番大きな違いは、IT人材にあります。 日本以外の場合:次のようなサイクルになっています。 ITスキルがあれば、高収入が期待できる。 …

比較という手法(2)~株式の勉強(4)

前回は、企業レベルで、比較をしてみました。 ユニクロの株価は既に高く、みずほ銀行の株価は低迷していますから、ユニクロの株価は買いやすくはありません。 ユニクロは、将来、H&Mや、Google等に勝てないかもしれません。しかし、挑戦しなければ、最初から…

比較という手法(1)~株式の勉強(3)

みずほ銀行の新しいCEOがきまりました。 今回は、比較という手法を取り上げます。 比較という手法は、ジャレド・ダイアモンドが、基本的な研究手法として取り上げています。データサイエンスは、比較はしますが、比較は手法としては認められていません。あま…

実効再生産数の日英比較~コロナウイルスのデータサイエンス(242)

11都県に新型コロナ対応の「まん延防止等重点措置」を適用する方向で最終調整に入ったようです。 そこで、日本の現状を国際比較してみます。 コロナウイルスのデータサイエンス(241)では、1週間前との比をみました。 今回は、実効再生産数で、日英比較…

ランドドスケープデザインの貧困

このブログでは、風景写真を撮影しています。 しかし、美しい風景は少ないですし、更に、大きな問題は、風景を美しくする努力がなされないことです。 それは、どこの自治体のHPをみても、判でおしたように、開発計画がつくられ、ゾーニングがなされ、担当…

英首相ジョンソンのロックダウン中のパーティー参加に見る政治家の言葉の重み

2022/01/13のニューズウィークによると、「英国のジョンソン首相は12日、新型コロナウイルス対策として実施された2020年のロックダウン(都市封鎖)中に首相官邸で開かれたパーティーに参加したことを認め、『心から謝罪する』と表明しました。主要野党全て…

オミクロン株の感染拡大リスクを考える~コロナウイルスのデータサイエンス(241)

前回、データを元に、コロナウイルスの検討をしたのは、2021/09/12でしたので、4か月振りの記事になります。 9月第2週の東京都の感染者数のまとめ~コロナウイルスのデータサイエンス(240)2021/09/12 オミクロン株の感染が拡がっています。 オミクロン…

みずほ銀行のトップ人事の不思議

年末も、みずほ銀行のシステム障害が続いています。 トップが交代するという報道が流れてきました。 報道は、こんな具合です。 1)やめるトップの名前とポスト 2)新任のトップの名前と、経歴(最近のポスト) この報道を聞いていて、仰天しました。 また…

日本は、望んで、貧しくなったのかもしれない~株式の勉強(2)

今回も、日本企業の特殊性に関する話題です。 選択しないという選択肢はない 大学生を見ていて、出来の悪い学生には、共通点があります。 それは、次の2点です。 (1)自分が、何になるのかはっきりした職業ビジョンがないか、メンターがいない (2)職業選…

デルタクロンの可能性

キプロス大学のレオンディオス・コストリキス教授(生命科学)は、新型コロナウイルスの変異株、デルタ株とオミクロン株の特徴を併せ持つ混合変異株「デルタクロン」を特定したと発表しました、 これ対して、コンタミネーション(実験室汚染)ではないかとの…

日本企業の株を購入する理由が見つからない~株式の勉強(1)

年末から、年始に、現代ビジネスに、野口 悠紀雄氏が、投稿している記事を並べてみると、そもそも、日本企業に期待することが、間違いのような気がしてきます。 TSMCは、アリゾナ州に月産2万枚の5nmの工場を建設しますが、熊本には、月産4.5万枚の28~22nmの…

コンパクトシティと集住率

2022/01/01/07の日経新聞のHPでは、「集住率」を使って、コンパクトシティ化の推進を評価する記事が出ていました。 データサイエンスの例題として、「集住率」を考えてみます。 集住率 「集住率」は市区町村ごとに「人口集中地区(DID)に住む人口」を「全人…

トヨタはK-POP化するのか

2021年1月に、ウーブン・プラネット・ホールディングスが、発足して、今月でちょうど1年になります。 そこで、ウーブン・プラネットの現状を考えてみます。 参考にするのは、K-POPです。J-POPとK-POPを並べると、日本のPOPと韓国のPOPのように見えます。かつ…

仮説=アルゴリズム+学習;計算論的思考の哲学(6)

21世紀は、データサイエンスの科学革命の時代です。 20世紀の科学革命の中心は、物理学でした。20世紀の後半には、物理学の手法を他の科学に導入する試みがなされます。 生物物理学は、遺伝子の解析を生物学の中心に据えることに成功します。 とはいえ、その…

カーネマンの「ノイズ」を読む(6)第18章「よい判断はよい人材から」(5)

Android社買収の補足 前回、2021年に、日立製作所が、約1兆円で、パナソニックが、約8633億円で、米国のソフトウェア会社を買収し、一方、Googleは、2005年に、 Android社を、5億5000万円で、買収したと説明しました。 舌足らずであったので、2点補足してお…

カーネマンの「ノイズ」を読む(5)第18章「よい判断はよい人材から」(4)

新年の新聞を読んで 新聞を読むと、成功した人の過去の経験談や、ビジョンがのっています。 新年であれば、会長、社長といったトップが、今後の展望や計画を述べています。 企業だけでなく、経団連などの、団体のトップも、今後の展望や計画を述べています。…

カーネマンの「ノイズ」を読む(4)第18章「よい判断はよい人材から」(3)

予測と判断 「ノイズ」には、「組織はなぜ判断を誤るのか?」という副題がついています。 第18 章は、「よい判断」を問題にしていますが、この「判断」は、「ノイズ」という本を通じたテーマです。 第18章は、冒頭で、よい人材の条件をあげています。 1)専…

カーネマンの「ノイズ」を読む(3)第18章「よい判断はよい人材から」(2)

カーネマンの「種の起源」 リスペクト専門家とエビデンス専門家の違いは、専門家の「判断」の正しさを検証するエビデンスがあるか、否かです。 カーネマンは、次のように、言っています。 「この呼び方(リスペクト専門家)に軽蔑や揶揄が含まれていると考え…

年頭インタビューの賃上げコメントについて

2022/01/01のJIJI.COMによると、次のようになっています。 経団連の十倉雅和会長は年頭インタビューに応じ、2022年度の景気について「ぜひとも3%を超える成長を期待したい」と述べ、下請け企業がコスト増を価格に転嫁できるよう大企業に取引の見直しを求め…

カーネマンの「ノイズ」を読む(2)第18章「よい判断はよい人材から」(1)

章立ての順番にはとらわれずに、書きやすい順番で、取り上げます。 第18章は、「ノイズ」の中でも、もっとも議論の起こりやすい部分と思われます。 ここで、検討されている「よい人材」とは、専門家のことです。 今回は、「ノイズ」の中で語られている部分を…

日本の未来「日本の終わりと日本沈没」

テーマが新年にふさわしいかわかりませんが、年末に関連記事のラッシュがありましたので、年頭の展望として、タイトルのテーマを考えてみます。 日本の終わり 2019/07/21の東洋経済で、ジム・ロジャーズ氏はこう言っています。 「私が日本に住む10歳の子供で…

カーネマンの「ノイズ」を読む(1)「ファスト アンド スロー」再考

カーネマンの「ノイズ」は、前著の「ファスト アンド スロー」以上に、複雑で、見かけの読みやすさと解読の難しさが併存しています。そこで、解読作業をしてみようと思います。 そのスタートの前に、今回は、準備体操として、前著「ファスト アンド スロー」…

「焼き芋の定理」と資本主義の未来

資本主義が限界を超えたという議論が多くなされています。 しかし、筆者は、データサイエンティストとして、言葉で考えることの限界を感じることが多くなっています。 「料理の実験」シリーズで、焼き芋を取り扱っています。 一部を引用します。 焼き芋の焼…