データサイエンス

THINK AGAINを読んで~2030年のヒストリアンとビジョナリスト

(THINK AGAINの半分以上は、心理学ではなく、データサイエンスに関係しています) THINK AGAINを読み終わったので、全般のコメントを書いておきます。 1)心理学か、データサイエンスか これは、カーネマンの「ノイズ」にも共通していますが、心理学とデータ…

QS World University Rankings 2023 をデータサイエンスから分析する~2030年のヒストリアンとビジョナリスト

(QS World University Rankingsには、大学のデータサイエンスシフトが明確に出ていますが、日本は取り残されています) 2022/06/9に、QS World University Rankings 2023 が出ています。 50位くらいまでに、入っている日本の大学は、以下の3校です。()は…

「PLAN75」と日本の社会システムの欠陥~2030年のヒストリアンとビジョナリスト

(生物多様性と労働市場の多様性は結びついています) 1)概要 「PLAN75」という映画を見てきました。 75歳で、安楽死を選べるという制度ができたという映画です。 安楽死が認められている国は、あります。 重度の症状から回復の見込みのない、いわゆる植物…

デジタル教科書がダメな訳~2030年のヒストリアンとビジョナリスト

(デジタル教科書は、教育の手段です。問題は、教育アプリ開発の目的が喪失していることです) 2022/06/23のDIAMOND ONLINEで、ITベンダー業界のトップアナリストである大和証券の上野真氏は、これまで構造改革を続けてきたNECや富士通など大手SIerが再成長…

デジタル教科書を巡って~2030年のヒストリアンとビジョナリスト

(現在のデジタル教科書の議論は、前時代のレガシーで的外れです) 2022/06/22の読売新聞に、「デジタル教科書使った授業、中学生ら4割で『目の疲れ』…『昼間に眠く感じる』も4割」と出ていました。 調べると、文部科学省「学習者用デジタル教科書普及促進…

奴隷経済とDXの終わり~2030年のヒストリアンとビジョナリスト

(2022年は、日本のDXが終わった年として歴史に残るかも知れません) 2022/06/19の日経新聞に、NTTでは、技術者の米国IT企業への流出がとまらないと書かれていました。 2か月前の2022/04/22の現代ITメディアに、円安について、岡村 聡氏がかいた記事には、次…

エコシステムベースマネジメントと水利権~水の未来(3)

(エコシステムベースマネジメントは、水利権のルールの変更を求めます) 水の未来を考える上で、配分ルールは、避けて通れない課題です。 2022/06/18のロイターに、渇水と水利権の問題が出ていました。 記事の前半は、渇水で断水が続いて、水道から飲み水が…

日本のIT企業の倒産確率

(日本のIT企業の平均倒産確率は、かなり高いと思われます) 「日本と海外の政治家評価の差の疑問」で、「日本経済が落ち込んで、外交が崩壊して、1990年以前のレガシーな製造業に命運をかけて、ロシアみたいになる、あまり、想像したくない姿ですが、こうな…

日本と海外の政治家評価の差の疑問~2030年のヒストリアンとビジョナリスト

(日本と海外の政治家評価の差について、説明する専門家を知りません) 日本の国会答弁が、ディベートのルールを無視した茶番であることはわかります。 国会答弁や霞が関文学とは、意味不明で、中身のない発言の代名詞です。 「これから、専門官と協議して、…

水に色をつける話~水の未来(2)

(WFが、DPPに組み込まれることで、水に色をつけることが可能になります) マネーロンダリングという言葉があります。これは、不法に取得したお金の出所を隠すことで、不法に取得したお金を使いやすくする手法です。これが、可能であるのは、お札や銀行の通…

円安対策とデータサイエンス~2030年のヒストリアンとビジョナリスト

(経営や政策に、科学的方法を使えないことが、変わらない日本問題に中心にあります) 2022/06/15のダイヤモンドオンラインで、野口悠紀雄氏が、円安にもかからわず、日銀が利上げをしない理由を書いています。利上げすると国債の利子払いができないので、利…

生態学が最大の学問である~2030年のヒストリアンとビジョナリスト

(生態学は、全ての分野を呑みこんだ最大の学問です) 「メタ科学技術政策を考える」で、科学技術政策に流行の用語を並べても、用語の意味が理解できているとは、限らないと申し上げました。 今回は、「生態学」を例に、この問題を検討してみます。 また、総…

メタ科学技術政策を考える~2030年のヒストリアンとビジョナリスト

メタ科学技術政策を考える(2022/06/15) (科学技術の振興には、メタ科学技術政策が重要です) 1)まえがき 2022/06/14のKYODOによると、感染症危機管理庁をつくって、感染症危機管理を一元化するといううたい文句ですが、同日の朝日新聞によれば、各省庁の…

読まない読書と「THINK AGAIN」

(読まない読書でも情報量は、5割を越えます) 最近、読まない読書をしています。 とはいっても、全く読まなければ、情報のインプットはゼロです。 最近は、販売促進の目的で、WEBに新著のさわりがのっています。 この中には、かなり、ポイントを丁寧に説明し…

テクニシャンと積算体系~2030年のヒストリアンとビジョナリスト

(ヒストリアンの評価基準が進歩を止めています) 1)EPAのEnvironmental Modeling Community 英国では、RAPID3.、で、生態系データベースを構築しています。 日本には、生態系データベースはありません。 EUでは、グリッドで世界中をカバーした土壌データ…

RAPID3.0と生態系復元 ~2030年のヒストリアンとビジョナリスト

(英国の生態系データベースのRAPID3.0を紹介します) 2021年から2030年まで国連生態系復元の10年が実施されています。 UN Decade on Ecosystem Restoration From Wikipedia, the free encyclopedia https://en.wikipedia.org/wiki/UN_Decade_on_Ecosystem_Re…

ABテスト・費用対効果分析 ~2030年のヒストリアンとビジョナリスト

(科学方法の基礎は比較することです) 「数理資本主義の時代」の資料の取りまとめが、権威主義で、科学的な方法論になっていないと指摘しました。 このことは、政策決定が、権威主義で、科学的な方法論になっていない可能性を示唆します。 今回は、この問題…

新しい資本主義を巡って~2030年のヒストリアンとビジョナリスト

(新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画がでたので、今回は、米国との比較をしてみます) 2022/06/07に、内閣府のHPに、「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画」がアップロードされています。 2022/06/01のNewsweekに、 村上尚己氏が、コ…

水生生態系復元の欧米基準~2030年のヒストリアンとビジョナリスト

(水生生態系の復元は、欧米では、塩性湿地と河畔湿地の回復にぼぼ手法が収斂しつつありますが、日本では、この点は、全く考慮されていません) 日本では、依然として、水産資源の減少が続いていて、原因らしきものを1つ取り上げて、対策を講じようとしてい…

生物多様性条約と政治~2030年のヒストリアンとビジョナリスト

(生物多様性条約は、政治にも、注文を付けます) 生物多様性条約は、生態系サービスの便益を最大化することを目的としています。 「この条約は、生物の多様性の保全、その構成要素の持続可能な利用及び遺伝資源の利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分を…

EPA等ののEBM(生態系ベース管理)~2030年のヒストリアンとビジョナリスト

(EPA等のEBMを、概観しておきます) 筆者は、生態学の専門家ではありません。 なので、筆者が、EBMの背景には、生物多様性条約がある、生物多様性条約は、種の管理ではなく、生態系ベースの管理による生態系サービスの最大化を目的としているといっても、信…

ポストクラウドのISO戦争とリープフロッグ~2030年のヒストリアンとビジョナリスト

(DXのポイントは、共通モジュール化とISOです。個別分野のDXが生き残ることはありません) 1)最近の傾向 最近では、マイナンバーカードの利用を拡大するとか、一部の裁判をネットでできるようにするといった今まで、文書やハンコを使っていた手順を電子化…

要素分解主義とシステム・アプローチ~2030年のヒストリアンとビジョナリスト

(欧米で実務に使われている科学的方法を正しく理解すれば、要素分解主義から、システム・アプローチにシフトするはずです) 1)出発点 「風が吹けば、桶屋が儲かる話」で、科学的方法について、少しだけ論じました。 筆者は、科学的方法について、BSCS Bio…

2つの環境資源管理パラダイム~2030年のヒストリアンとビジョナリスト

(世界の環境資源管理は、種の管理から、EBMにパラダイムシフトしましたが、日本だけは、古い種の管理パラダイムに止まっています) 環境資源の管理には、新旧2つのパラダイムがあります。 (1)種の管理(single-species management、single-species approac…

「生態学」から「生態系ベースの管理」へのパラダイムシフト~2030年のヒストリアンとビジョナリスト

(時代は、「生態学」から、「生態系ベースの管理」に、移行しつつあります。そして、日本だけが、この変化に取り残されています) 1)漁業資源の問題 漁業資源は減少して、不漁が頻発しています。 この問題に対する抜本的な対策はなされていませんし、解決…

社会主義労働経済はいつ終わるのか~2030年のヒストリアンとビジョナリスト

(変わらない日本問題の解決は、労働市場の形成です。ビジョナリストが、2割を越えれば, 変化が加速します) 2022/05/29の日経新聞の第1面には、「新しい資本主義」の政府原案が載っていました。 しかし、それよりも大きなトップの見出しは「IT人材難 低賃金…

科学理論の威力~2030年のヒストリアンとビジョナリスト

(因果関係が複雑になると、AB命題では表現できなくなります。その場合には、帰納法では、因果関係を推測できず、仮説に基づく、科学理論のアプローチが欠かせません) 日本の水産資源管理では、漁獲量の変化を見て、不漁かどうかで、環境の状態を判断してい…

GitHub CopilotとCopilot Explain

マイクロソフトが、GitHub Copilotの公開とCopilot Explainの開発を進めているようです。 2022/05/26のPublickeyから、一部引用すると次のようになります。 ー- マイクロソフトは現在開催中の開発者向けイベント「Microsoft Build 2022」で、ソースコードの…

カムバックサーモンとOyster Habitat Restoration~2030年のヒストリアンとビジョナリスト

(米国、英国、オーストラリアでは、Oyster Habitat Restorationという科学的な海岸環境の復元手法が実用化しています) カムバックサーモンは、従来の日本の河川環境対策です。 Oyster Habitat Restorationは、200年以降米国を中心に検討が進められてきまし…

日米の高等学校の生態学のカリキュラムの違い~2030年のヒストリアンとビジョナリスト

(日米の高等学校の生態学のカリキュラムは異なります。米国のカリキュラムは、民主な環境計画の作成に参加するために必要なリテラシーの色合いが強く、より高度になっています) 1)米国の高等学校の生態学のカリキュラム 水生生態学の基本文献の中では、Str…