LUMIX G VARIO 35-100mm / F4.0-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.は、LUMIX DMC-GM1に合わせて設計された2本のレンズ(もう一つはLUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S)のひとつです。
LUMIX DMC-GM1は、世界最小のMFTカメラで、204gしかありません。
ダイヤルが最少なので、基本はオートで撮影するカメラです。
液晶の操作メニューも使えますが、ダイヤルほどレスポンスは速くなく、また、10年までの液晶メニューは最近の物に比べると洗練されていません。
このカメラの後継機種はでなかったので、ビジネスとしては、成功しなかったと思われます。
この望遠ズームは、φ55.5mm×約50mmのサイズで、135gしかありません。
これは、望遠ズームのサイズではないので、レンズ箱の中で忘れられてしまいます。
12-32mm/F3.5-5.6も標準ズームとしては、極小です。
この2本のレンズは、キットレンズで入手しました。
正直にいうと、筆者は、長いこと、2本のレンズの性能が悪いと思っていました。
見てくれで、判断することはよくないのですが、この2本のレンズはあまりに小さく頼りなく見えます。お値段も、キットレンズに使用されているように、とても安価です。
望遠ズームレンズの有無によるキットの差額は1万円程度です。
35-100mm / F4.0-5.6は色収差と解像度から見ると非常に優秀です。
安くて、性能が良ければ売れる訳ではない点が、カメラの世界を難しくしています。
写真は、全て、 35-100mm / F4.0-5.6で撮影したものです。
ボケがきれいな丸にならない理由は、非球面レンズを使っているからです。
これが気になれば、RAW現像で修正可能と考えます。
色収差の問題は見られません。