ライトテーブルの3つのモード
ライトテーブルは、画像のサムネイルを表示して、画像を管理する機能です。
なお、画像の周辺の色は、3.0から、グレイが推奨されています。これは、画像の周りが黒であると、明るさや色が偏って認識されるバイアスを小さくする効果を期待しています。
画像ファイルを管理する機能は「ファイルマネージャ」と呼ばれます。
サンプル1は、ライトテーブルの「ファイルマネージャ」モードを示しています。
サムネイルの左パネルには、画像のコレクションを設定する機能があり、左下には、選択されている画像の画像情報が表示されます。
サムネイルの右のパネルには、画像のコピー、複製、削除などの機能が配置されています。右パネルの下には、画像のエクスポートの設定を指定するオプションがあります。
サムネイルの右上には、ダークテーブルの設定画面を開くアイコンがあります。
サムネイルの下には、時系列の棒グラフが表示されています。これは、サムネールの写真の撮影された時期を示しています。棒グラフをクリックすると、サムネイルの中で、その時期の対応した画像だけが表示されます。
3.0になって、ライトテーブルには、3つのモードが設定されました。モード選択はサムネイル下にあるサブメニューを選択して行います。
サンプル2はサブメニューの部分だけを拡大したものです。
サブメニューは次の3つからなります。
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ズーム可能なライトテーブル
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ファイスマネージャ
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カリング
このうち、daritabeを起動したときに、まず表示される、ライトテーブルの「ファイルマネージャ」モードは、サンプル1で示したものです。以下、残りの2つを説明します。
サンプル3は、「ズーム可能なライトテーブル」です。マウスのホイールを操作することで、ズームをすることができます。このモードを使えば、ダークルームに入ることなしに画像の細部を確認することができます。
サンプル4は「カリング」モードです。
「カリング」モードは複数の画像を比較する時に使うと便利です。表示する画像の枚数は、サムネイルの下にあるスライダーを動かして数字を変更すれば変えられます。
複数画像を比較する場合に、画像の編集の違いを比較することが多くあります。その場合には、サンプル5にありますように、右パネルの複製をつかうって、複製画像を作って、別々の編集処理をすれば、「カリング」では、複数の画像として、表示して、比較が可能になります。なお、この機能は、サンプル5になりますようにショートカット「CNTL+D」でも処理できます。
darktableシリーズがすべてを合わせると100回を超えて、見通しが悪くなったので、RGBワークフローに関係するdarktable3.0シリーズの記事だけを抽出して、目次を作りました。なお、最近は、改訂に伴う混乱をさけるために、番号はシリーズ別にして、古い記事のような通し番号は振っていません。
また、RGBワークフローへの道シリーズの目次も作りました。
darktable3.0シリーズ
2020年3月に出たdarktable3.0.0を主に、RGBワークフローを中心に操作方法を説明しています。
目次
Darktable事始め(darktable3.0第1回)
https://computer-philosopher.hatenablog.com/entry/2019/10/10/000917
Version3.0.1のリリース(darktable3.0第1回追補)
https://computer-philosopher.hatenablog.com/entry/2020/03/13/215303
RGBワークフローの非推奨モジュール(darktable3.0第2回)
https://computer-philosopher.hatenablog.com/entry/2020/03/13/000000
RGBワークフローの基本操作(darktable3.0第3回)
https://computer-philosopher.hatenablog.com/entry/2020/03/15/000000
RGBワークフローの基本操作(darktable3.0第4回)
https://computer-philosopher.hatenablog.com/entry/2020/03/16/000000
RGBワークフローの基本操作(darktable3.0第5回)
https://computer-philosopher.hatenablog.com/entry/2020/03/17/000000
RGBワークフローの基本操作(darktable3.0第6回)
https://computer-philosopher.hatenablog.com/entry/2020/03/18/000000
フイルミックRGBの基本操作(darktable3.0第7回)
https://computer-philosopher.hatenablog.com/entry/2020/03/20/000000
Jpeg編集ソフトとしてのdarktable(darktable3.0第8回) https://computer-philosopher.hatenablog.com/entry/2020/03/21/000000
トーンイコライザーの使い方(darktable3.0第9回)
https://computer-philosopher.hatenablog.com/entry/2020/03/22/000000
フォーカスピーキングモードの使い方:フードフォト編(darktable3.0第10回)
https://computer-philosopher.hatenablog.com/entry/2020/03/23/000000
カラーゾーンの使い方(darktable3.0第11回)
https://computer-philosopher.hatenablog.com/entry/2020/03/24/000000
カラーゾーンの使い方:桜の事例(darktable3.0第12回)
RGBワークフローへの道シリーズ
darktable3.0シリーズが操作方法を中心にまとめているのに対して、このシリーズはRGBワークフローの理論的な面を、アダムズのゾーンシステムを中心に解説しています。
目次
RGBワークフローで写真が変わる~RGBワークフローへの道(1)(darktable3.0第86回)
https://computer-philosopher.hatenablog.com/entry/2020/01/17/000000
露光とダイナミックレンジの問題(1)~RGBワークフローへの道(2)(darktable3.0第98回)
https://computer-philosopher.hatenablog.com/entry/2020/01/31/000000
露光とダイナミックレンジの問題(2)~RGBワークフローへの道(3)(darktable3.0第99回)
https://computer-philosopher.hatenablog.com/entry/2020/02/02/000000
アダムスのゾーンシステム~RGBワークフローへの道(4)(darktable3.0第100回)
https://computer-philosopher.hatenablog.com/entry/2020/02/04/000000
14ビットの世界(1)~RGBワークフローへの道(5)(darktable3.0第102回)
https://computer-philosopher.hatenablog.com/entry/2020/02/07/000000
14ビットの世界(2)~RGBワークフローへの道(6)(darktable3.0第104回)
https://computer-philosopher.hatenablog.com/entry/2020/02/09/000000
14ビットの世界(3)~RGBワークフローへの道(7)(darktable3.0第106回)
https://computer-philosopher.hatenablog.com/entry/2020/02/12/000000
14ビットの世界(4)~RGBワークフローへの道(8)(darktable3.0第108回)
https://computer-philosopher.hatenablog.com/entry/2020/02/17/000000
14ビットの世界(5)~RGBワークフローへの道(9)(darktable3.0第109回)
https://computer-philosopher.hatenablog.com/entry/2020/02/18/000000
RGBワークフローへの道(10)~(darktable3.0第110回)
https://computer-philosopher.hatenablog.com/entry/2020/03/08/000000