2020-03-13 作成
2020-03-15 改訂
2020-03-16 改訂
2020-03-25 改訂
HP
https://www.darktable.org/install/
リリースノート(3月16日追記)
リリースノートは以下です。
https://www.darktable.org/2020/03/darktable-301-released/
大きな変更のみを記します。
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ダークルームに新しい色評価モードが導入されました。 このモードは、ICC推奨(ISO 12646:2008)の色校正条件に基づいて適切な色知覚を確保するように設計されています。
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マウスで直接、左右のパネルのサイズを変更できるようになりました。 各ビューのレイアウトは、それぞれの位置が記憶されます。
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ライトテーブルとダークルームにフォーカスピーキングモードが追加されました。 このモードを切り替えるデフォルトのキーはCtrl + Shift + Fです。
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ウェーブレットノイズ除去プロファイルには、新しいY0U0V0モードがあります。 この新しいモードは、単一のインスタンスでクロマノイズとルミナンスノイズをノイズ除去できます。
3.0.1の説明が以下にもありました。リリースノートよりふるいです。
http://ray-mizuki.la.coocan.jp/darktable/darktable-3.0.html
該当部分だけを引用します。
バージョン3.0.1も準備中
バージョン3.0では大きな変更が行なわれたので,機能のフリーズは10月のはじめになされており,画面内の文字列は11月にフリーズされています.少し時間に余裕をもたせたのは,darktable 3.0がクリスマスにリリースされるまでに,可能なかぎりバグを修正したり,翻訳担当者に各国語インターフェースを用意してもらったりする時間をつくるためです.
というわけで,新しい改善がそれ以降も提案されたり開発されていたりします.2020年の第一四半期リリース予定のバージョン3.0.1では,そのへんも取り込まれるはずです.以下は,この3.0.1で導入されると思われる新機能の一部です.
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コレクション検索欄でのキーワード検索機能追加
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さらにモジュールの最適化 トーン イコライザ,カラー ゾーン等
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基本調整モジュールに「自然な彩度」スライダーを追加
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ライトテーブルで画像を読み込んだときの,ダークルーム表示への画面遷移の大きな改善(ダークルームが完全に表示されるまで,ライトテーブルの一部がうしろに表示されてたりするのがなくなります)
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フォーカス部分強調表示(現在のところ3段階で,ライトテーブルとダークルームで利用可能です).現在ライトテーブルで利用可能な「フォーカス検出の四角形」に比べると,画像の合焦エリア表示が明らかに改善されます(現在のものもそのまま利用可能です).
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左右のパネルを,マウス操作で直接,独立にリサイズできるようになります.それぞれのパネルのサイズは画面ごと(ダークルーム,ライトテーブルなど)に記憶されますので,それぞれの画面で別々のサイズにすることも可能です.
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ISO 12646:2008 ICC 勧告による,ダークルームでの画像の周囲に白い枠を付ける機能.これは,特に明るい部分において,コントラストがきちんと出ているか確認するためのものです.ただし,これは特殊な用法ですので,注意と練習を必要とします.その他の色はこの方式を非推奨とします(?)
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パラメトリックマスク(対数モード)での暗色のより正確な調整
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最後に使ったタグをもう一度画像(ひとつでも複数でも)に付ける,簡単なキーボードショートカット
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いつものバグ修正やさらなる改善も計画中
なおこのリストは完璧なものではなく,現在までに知られている開発状況を示したものです.
Darktable事始め(darktable3.0第1回)
https://computer-philosopher.hatenablog.com/entry/2019/10/10/000917
Version3.0.1のリリース(darktable3.0第1回追補)
https://computer-philosopher.hatenablog.com/entry/2020/03/13/215303
RGBワークフローの非推奨モジュール(darktable3.0第2回)
https://computer-philosopher.hatenablog.com/entry/2020/03/13/000000
RGBワークフローの基本操作(darktable3.0第3回)
https://computer-philosopher.hatenablog.com/entry/2020/03/15/000000
RGBワークフローの基本操作(darktable3.0第4回)
https://computer-philosopher.hatenablog.com/entry/2020/03/16/000000
RGBワークフローの基本操作(darktable3.0第5回)
https://computer-philosopher.hatenablog.com/entry/2020/03/17/000000
RGBワークフローの基本操作(darktable3.0第6回)
https://computer-philosopher.hatenablog.com/entry/2020/03/18/000000
フイルミックRGBの基本操作(darktable3.0第7回)
https://computer-philosopher.hatenablog.com/entry/2020/03/20/000000
Jpeg編集ソフトとしてのdarktable(darktable3.0第8回)
https://computer-philosopher.hatenablog.com/entry/2020/03/21/000000
トーンイコライザーの使い方(darktable3.0第9回)
https://computer-philosopher.hatenablog.com/entry/2020/03/22/000000
フォーカスピーキングモードの使い方:フードフォト編(darktable3.0第10回)
https://computer-philosopher.hatenablog.com/entry/2020/03/23/000000
カラーゾーンの使い方(darktable3.0第11回)
https://computer-philosopher.hatenablog.com/entry/2020/03/24/000000
カラーゾーンの使い方:桜の事例(darktable3.0第12回)