レンズの解像度を巡って(2)

2)ミラーレス時代のレンズ

 

フイルム時代のレンズの解像度がよくないことがわかりました。

 

 

ミラーレスカメラは、MFTで2009年ころからはまっています。

 

digicame-info.com

DXOのデータを見れば、次になります。

 

シグマ19mmF2.8  7P-Mpix    

Lumix 20mmF1.7 11P-Mpix

 Olympus  17mmF2.8 7P-Mpix

 

Olympus  17mmF2.8は、6P-Mpixと評価しているレビューもあり、けっして高い性能ではありません。

 

2009年のLensTips.comにオリンパスM.Zuiko Digital 17mm F2.8 (E-P1のキットレンズ)のレビューが掲載されています。

中央部の解像力は絞り開放で45lpmmに達し、とてもシャープな画像。F5.6まで絞ると50lpmmに達し、これは、ZD 50mm F2 MacroとZD150mm F2と並び、フォーサーズ単焦点レンズの中でベストの解像力

デジカメinfoはつぎのように書いています。

解像力は素晴らしい値ですが、小型軽量化を優先させたためか歪曲と色収差は大変に大きな値で、評価の難しいレンズですね

コメント

正直言って価格はもっと下げて欲しい

当然かもしれませんが、性能相応以上にに安ければ満足度は高くなるでしょうね。
値下がりに期待したいところですが、今の人気だと当分は安定したままだろうか(汗)。

 

 

digicame-info.com

 

歪曲と色収差は、現在では、デジタル補正が原則なので、2009年頃のレビューは、その点を配慮してよむ必要があります。

 

2013年3月1日に、「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8」は、47,500円(税込49,875円)が30,000円(税込31,500円)に価格改定しています。

 

2024年現在では、Lumix 20mmF1.7 (11P-Mpix)は、現役ですが、シグマ19mmF2.8 と Olympus  17mmF2.8は、ディスコンで、7P-Mpixは各段すぐれた性能ではありません。

 

なお、MFTは、ズームレンズが作りやすく、OMDS12-40mmF2.8の解像度は、14P-Mpixあります。

 

つまり、サイズを求めて、単焦点レンズをつかうメリットはありますが、解像度を求めて単焦点レンズを使うメリットはありません。

 

MFTでも特大のレンズを使えば、ズームレンズ以上の解像度が得られる場合があります。

 

MFTでは、特大の効果なレンズを使っても、フルサイズセンサーには、勝てないので、そのようなレンズは、ビジネスモデルとしては、破綻している気がします。

 

写真1から、写真4をみれば、EF-M22mmF2.0が優秀ですが、現在では、あまり解像度がないろいわれる他の3本のレンズでも、フィルム時代のレンズや、中華レンズと比べれば、圧倒的な解像度があります。写真のように等倍にしなければ、その差は気にする必要がないと思います。

 

され、2009年頃に、レンズの解像度性能は劇的に上昇しましたが、その後の進化はとまっています。

 

もちろん、デジタル補正を選定としないレフ機用のレンズをミラーレスようにバージョンアップする場合には、劇的な性能向上が見込めますが、ミラーレス化を先行したMFTでは、進歩の余地は少ないと思います。

 

こうして比べると、筆者は、解像度重視ではありませんが、フィルム時代のレンズの解像度には、心理的な抵抗があります。

 

写真1 オリンパス 17mmF2.8

 

 

写真2 シグマ19mmF2.8



写真3 Lumix 14mmF2.5

 

 

 

写真4 キャノン EF-M22mmF2.0

 

 

写真5 Takmar55mmF.18