2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

花火の撮影と現像メモ (3)

海外事情を調べてみました。 結論からすれば、日本国内の常識が通用する訳ではないと言えます。 全般に、花火の数が少ないため、NDフィルターを使っている例はありません。 サンプル写真に中には、明らかの露出過多が見られますがあまり気にしていません。 I…

エビデンス革命のイメージ

(レジームシフトとエビデンス革命の説明をします) 1)レジームシフトのイメージ レジームシフトはエコシステムの入れ替えになり、古いエコシステムは、破棄されてしまいます。 交通手段でいえば、舟運の時代が長く続きました。 現在でも、ドイツでは、大…

花火の撮影と現像メモ (2)

金武 武氏の花火の撮影記事があります。 設定は、個別の撮影条件をみればわかります。 それ以外の注目点は以下です。 < ライブコンポジットを違う点は、長期間シャッターなので、ライブコンポジットのように、シャッターの間が途切れることはありません。 …

きらら祭りのメインステージ(土浦市)~つくば市とその周辺の風景写真案内(1119)

きらら祭りのメインステージは、うらら大屋根広場です。 室内ではなく、屋根付き屋外です。 屋外にしてはあまり広くなく、使い道は微妙なバランスに依存します。 小雨があって、山車は、ビニールでカバーをしていました。 屋根があるとその点では便利ですが…

アブダプションと問題解決

(問題解決には、アブダプションが必須です) 1)加谷 珪一氏のゲマインシャフト論 2023年7月12日の現代ビジネスに、加谷 珪一氏は、マイナンバーシステムの問題は、ゲマインシャフト(前近代的なムラ社会)問題であると批判しています。(以下筆者の要約)…

Inkscape version 1.3のリリース

12日前に、Inkscape version 1.3がリリースされていました。 Inkscapeはベクトル図形の作成ツールなので、写真現像とはあまり縁がありませんが、ベクトル図形の作成ツール自体が少ないので、何かの時に重宝します。 inkscape.org

Gimpのtutorialsの薦め

Gimpは2023年中に、Gimp3.0をリリースする計画です。 現在、3.0のテストバージョンが2.99として公開されています。 そこで、2.99をインストールしてみました。 Gimpのインターフェースはかなり混乱していて、3.0では問題点が整理されるはずだからです。 とこ…

きらら祭りの山車(土浦市)~つくば市とその周辺の風景写真案内(1118)

きらら祭りにも、1週間前の祇園祭りと同じ山車が、1ダースくらい出ます。 きらら祭りの方が、山車が集中して並びますので、見やすいと思います。 会場は、地図の市役所前の小松やさんから、大徳さんの間になります。 写真1は、大徳さん付近の山車です。 祇…

ブリーフの説明と理解の課題

(ブリーフの固定化に従って、ブリーフの説明と理解を考えます) 1)ブリーフの理解 政治家は、説明すれば理解できるといいます。しかし、この「理解」の用語の意味は特殊です。 日曜日の政治討論を聞いてても、そこで展開される論理展開は、エビデンスベー…

花火の撮影と現像メモ(1)

土浦きらら祭りの花火の撮影と現像の覚えがきです。 ISO200、F8、SS2分の1秒で、ND8(3EV)を使って撮影するように書いた人がいます。 ND8なしの人もいました。 2分の1秒は、ライブコンポジットできる最短のSSであまり意味はありません。 出目の広角ズー…

きらら祭りの花火(土浦市)~つくば市とその周辺の風景写真案内(1117)

きらら祭りの花火です。 土浦港で、時間は20分のミニチュアです。 あまり、混雑していないのでその点には、メリットがあります。 会場は、ラクスマリーナと三帆ひろばになっていますが、周辺での見ることができます。 会場では光が多すぎるので、周辺の暗い…

エビデンス革命

(エビデンス革命のエッセンスを説明します) 1)データとアルゴリズム エビデンスに基づく科学については、一般には、RCTの説明がなされます。 RCTを使う理由は、データのサンプリングバイアスを排除するためです。 つまり、データのサンプリングバイアス…

「OLMYPUS」ロゴの終わり

SankeiBizは、国内では「OLMYPUS」の名称が使えるのは、譲渡後一定期間だけと報道しましたが、在庫限りで「OLMYPUS」は終了するようです。 M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II オリンパス版が生産終了して、OMSDのロゴのレンズに入れ替わったようです…

ドキュメンタリズムと形而上学

(ドキュメンタリズムの本質は形而上学です) 1)科学の命題と形而上学の命題 ある命題(仮説)が科学の命題であり、因果モデルを含んでいる場合、その命題は、かならず検証される必要があります。 韓国の量子エネルギー研究センター(Q-centre)の研究チー…

パール筑波撮影記(2)

満月の表面パターンを写すには、F8、ISO100で、250分の1くらいのシャッター速度になります。 今回は、1秒前後をつかっていますので、満月の表面パターンは消えています。 今回は、シャッター速度をえるために、F8ではなく、F4を使っています。 写真1は、IS…

つくば文化会館アルス~つくば市とその周辺の風景写真案内(1116)

つくば文化会館アルスは以前にも紹介しています。 しかし、光が異なれば、印象がことなるので、再度掲載しています。 写真1 つくば文化会館アルス

科学的な推論

(アブダプションが唯一の科学的推論です) 1)2つの推論 通説に従えば、推論の方法には、帰納法と演繹法を使う推論とアブダプションの2種類があります。 物理学では、帰納法と演繹法が成功をおさめたように見えます。 その結果、帰納法と演繹法が推論の王…

パール筑波撮影記(1)

8月3日の20時50分頃、筑西市の母子島遊水池から、パール筑波の撮影を試みました。 概算では、20時34分ころだったので、15分ずれたことになります。 撮影者は、筆者以外には4名でした。 19時20分頃、母子島遊水池についた時には、既に3名が三脚をセットしてい…

パール筑波(筑西市)~つくば市とその周辺の風景写真案内(1115)

筑西市の母子島遊水池からみた筑波山です。 山頂に満月が乗っている場合は、パール筑波と呼ばれます。 2023年8月3日の撮影です。 写真1 パール筑波 写真2 満月の筑波山

文系の学問と理系の学問

(文系か、理系かという学問区分はありません) 1)二つの文化と科学革命 1959年にスノーが「二つの文化と科学革命」を表わし、「科学的文化と人文的文化の間には、越えられないギャップがある。エンジニア教育を重視すべきだ」と主張しました。 日本では、…

MFTの動向と廃止マウント

MFTのカメラの動向が、今秋大きく変わると思われます。 言うまでもなく、広角側では、レンズも小さいのでMFTは不利ですが、望遠になれば、話は別です。 1)望遠レンズ CANONのRF100-300mm F2.8 L IS USMは大変すぐれたレンズですが、約2590gあり、価格も150…

瞳オートフォーカス

瞳オートフォーカスは、ソニーが、初めた機能です。 長らく、ソニーの独壇場でしたが、最近のCANONは、ほぼ、追いついたようです。 今回のサンプルは、CANONのkiss M2(2020年11月27日 発売)ですが、この時点では、まだ問題がありました。 写真1が問題例です…

せみ時雨~つくば市とその周辺の風景写真案内(1114)

今回は、セミの写真です。 ぬけがらですが、ちょっと見たところでは、動き出しそうなところがポイントです。 写真1 せみ時雨

科学の方法とは何か

(ブリーフの固定化法は、エビデンス革命によって、復活しています) パースが、ブリーフの固定化法(The Fixation of Belief 1877)で、科学の方法と言ったときに、イメージしていた科学とは、進化論でした。 パースは、1914年に亡くなっています。 アイン…

構図の意識

絵画の構図では、見たことのない構図はあまりありません。 ゴッホが浮世絵の構図を参考していたことはよく知られていますが、浮世絵のような構図は例外だったからです。 写真の構図では、見たことのない構図を考えるべきという気もします。 意図して、変わっ…

エコシステムと毛沢東のスズメ

1)毛沢東のスズメ 1958年から1961年にかけて、中国は大躍進政策を掲げ、工業化と農作物の増産を目的としたキャンペーンを実施しました。その中に、国内の四大害虫(ネズミ、蚊、ハエ、スズメ)を駆除する「四害駆除運動」がありました。 スズメは穀物を食…

LUTファイルの是非

LUTファイルは、ワークフローとは独立していますので、darktableでは、使いやすい面もあります。 (1)劇的な効果が出ることがあります。 写真1は、夕焼けです。 これでもきれいですが、写真2では、VelviaのLUTを使っています。 この場合の効果は劇的です…

福岡堰さくら公園の噴水(つくばみらい市)~つくば市とその周辺の風景写真案内(1113)

福岡堰さくら公園は、桜の花見で知られています。 最近の公園では、幼時用の10cm未満のプールを設置している例があります。 福岡堰さくら公園には、小川タイプの浅いプールと噴水があります。 噴水は、写真1のデザインで、一見すると工場のようにも見えます…

ウクライナ戦争の終わり

2019年に、ウクライナとロシアとの戦争が不可避であることを予言した前ウクライナ大統領府長官顧問で安保問題専門家のアレストビッチ氏が、2023年7月半ばにネット上で行った発言が注目されています。 吉田 成之氏の解説を要約します。 < アレストビッチ氏は…