絵画の構図では、見たことのない構図はあまりありません。
ゴッホが浮世絵の構図を参考していたことはよく知られていますが、浮世絵のような構図は例外だったからです。
写真の構図では、見たことのない構図を考えるべきという気もします。
意図して、変わった構図を、チャレンジしないとありきたりの写真になってしまいます。
写真1は、田貫湖の構図の例です。
田貫湖の風景に、近景の木の枝は、必須ではありません。
しかし、近景に木の枝をいれて、そのフローラインを山肌のフローラインに平行に設定すれば、風景に流れをつくることができます。
トンネル構図ではありませんが、強いコントラストができるので、こうした構図もありと思います。写真1では、もう少し、枝の上まで取り込んだ方がよかったきもします。写真1では、ねむの木のピンクの花が見えますが、量が不足して、インパクトがなくなっています。