2021年版darktableのマスクの研究(4)

描画マスク(3)

引き続き、描画マスクです。今回は、実際の例を示します。

今回のテーマは、海の上の岩をマスクすることです。

写真1は、その岩です。最初に、アバウトに描画マスクを作成します。

ラインの調整

ラインの調整は、ラインの上に、マウスポインターを置いて、左クリックしながら、ドラッグすれば、ラインが移動します。

写真2は、写真1から、上辺と下辺(水際)のラインを調整した結果です。

写真3は、左右のラインを調整した結果です。

コーナーの調整

パスは、ノードの間をベジエ曲線で結んだ図形です。ただし、初期設定では、写真4のように、コーナーが、丸く仕上がります。マウスポインターをノードの上に置いて、CNTL+クリックすれば、ノードの形をスムーズからシャープに切り替えられます。この機能は、最初の写真1のパスを描画する最中でも使えます。CNTL+クリックしたノードは、シャープになります。

写真5では、コーナーのノードのタイプをシャープに変更しています。

なお、CNTL+クリックは、CNTL+左クリックのことです。特に断らない場合のクリックは、左クリックをさします。

ノードの追加と移動

ノードの移動は、ノードの上にマウスポインターをおいて、クリックしたままドラッグすれば、できます。

ノードの追加は、ノードを追加したいラインの上に、マウスポインターを置いて、CNTL+左クリックします。

写真6は、岩の左上の部分ですが、岩の凹凸に、パスが対応していません。

写真7では、ノードを追加して、移動させて、岩の凹凸に、パスが対応するようになっています。

マスクの確認

マスクは、マスク表示アイコンをクリックすれば、写真8のように、黄色で表示されます。

このとき、Shift+マウスホイールで、マスクの羽featherを拡大/縮小して調整します。

写真9は、マスクの効果を確認しています。ここでは、Hueを変更しているので、マスクの効いている部分だけ、緑が鮮やかになっています。

マスクの呼び出し

一度書いた、描画マスクを、呼び出すには、写真10の「1 shape used」の右にあるアイコンをクリックします。

 

今回は、以上です。

 

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写真1

 

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写真2

 

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写真3

 

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写真4

 

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写真5

 

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写真6

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写真7

 

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写真8

 

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写真9

 

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写真10

 

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