描画マスク(1)パスマスク

マスクは、画像の一部を処理する時に使います。

 

マスクと新しいインスタンスを対応させることで、大抵のことはできてしまいます。

 

マスクは、パイプラインの中では、レンズ補正などの画像の形状を変化させるモジュールより前に実行されますので、ずれることがあります。変換前の画像に合わせるか、ずれが目立つ、直線などの簡単な形状は避けます。

 

マスクは、右パネルの各モジュールの下の方のサブメニューにあります。

 

このメニューはどのモジュールでも共通していますが、モジュールによっては、使えない機能も表示されますので、時々、混乱することがあります。4.0では、使えないサブメニューについて、各段の表示はありません。

 

作成した描画マスクは、左パネルの下の方にあるマスクマネージャーで管理できます。

 

写真1は、マスクのサブメニューです。鉛筆アイコンが、描画マスクを示します。

描画マスクを選択すると水色の横長の長方形で囲んだサブメニューのアイコンが表示されます。

 

左から、順に、円形、楕円、パス、ブラシ、グラデーションのマスクのアイコンが並び、右端の矢印はピッカーです。

 

使用頻度が高い描画マスクは、パスとグラデーションです。

 

パスマスクは。多点をベジエ曲線で結んだ図形です。

 

マウスの左クリックで、点が追加されます。点は、3つ以上必要です。

 

右クリックで、点の追加を終了します。

 

マスクの周辺には、フェザーと呼ばれるマスクの濃度の移行部分をつけることができます。

 

点を結ぶ線は、基本はベジエでなめらかに点を通過します。

 

そのままでは、正方形の頂点のような尖った形状にはなりません。

 

尖った形状にするためには、点の上にマウスポインターをおいて、CNTL+クリックを2回押します。

 

これは、重要な機能ですが、ヘルプはでませんので、試して見てください。

 

このキーを忘れて、試してみればなんとかなるだろうと思ったのですが、結局、マニュアルに当たる羽目になりました。2回というところを忘れると、正解にはたどり着けません。

ちなみに、CNTL+クリックを1回すると元のベジエ曲線に戻ります。

 

写真2は、この方法で、点と線が鋭角で結ばれるようにした例です。

 

drawn maskと書かれた行の右端にマイナス(-)が表示されています。このマイナスをクリックするとプラス(+)になります。この機能は、マスクの内側と外側を入れ替える機能です。

 

しかし、写真3のように、その機能が上手く動作していません。

 

写真2と写真2では、カラーライズモジュールでテストしています。

 

今回は、ここで躓いて、時間をとってしまいました。

 

原因は不明です。分かったら報告します。

 

次回は、グラデーションマスクを取り上げます。




写真1

 

 

 

写真2

 

 

写真3