パラメトリックマスク(1)
今回から、パラメトリックマスクの説明をします。
フランスのdarktableのサイトにある「SkinRetouch」スタイルファイルを使って説明します。
このスタイルファイルは、フランスのサイトからダウンロードできます。
このスタイルファイルは、コントラストイコライザーを呼び出しているだけです。
写真1が、SkinRetouchを呼び出して、そのあとで、パラメトリックマスクを確認しています。このパラメトリックマスクは、肌色の部分によくマッチしています。
写真2は、その部分の拡大です。ピッカーで、鼻の隣の肌の部分を抽出しています。
写真2を、見ると、タブが、L、a、bとなっていますので、このモジュールは、Lab色空間を使っていることがわかります。モジュールの色空間は、Labまたは、RGBです。この2つのパラメトリックマスクの間には、互換性がありません。
写真2では、L軸にピッキングされた部分は、バーの上に白い線で示されています。この部分が、左右の三角形のノブに挟まれていることが必要です。
写真3は、C軸の設定です。ここでも、バーの上の白い線は、左右の三角形のノブに挟まれていることが必要です。
写真4は、h軸の設定です。ここでは、バーの上の白い線は、左右の三角形のノブの外側にあります。カラーバーの右側がマイナスになっていますので、ここでは、範囲外を設定に使っています。
なお、a軸とb軸には、制限はありません。
写真5は、履歴のコントラストイコライザーの上で右クリックしたものです。ここでは、今設定した、パラメータを確認することができます。
写真6は、サーフェスブルーです。このモジュールの色空間は、RGBです。
写真7は、マスクを表示していますが、左腕の肌の部分がマスクから外れています。写真7では、その部分にポインターを置いています。
写真8で見ると、ポインターに対応した縦の白線は、左右の三角形のノブの外側にあります。
写真9では、三角のノブを移動して、縦の白線が、左右の三角形のノブの内側に来るように変更しています。
写真10で、確認すると、写真9の変更によって、マスクが左腕をカバーしています。
一般的な説明は以上です。しかし、以上の方法で、左右の三角形のノブの位置を決める方法は合理的ではありません。
写真11は、マスクの上のポインターを示しています。赤い矢印は、マウスのポインターのつもりです。マウスのポインターを移動させれば、マスクのポインターも移動します。こうして、マスクを当てたい部分にマスクのポインターを移動させます。
写真12は、左右の三角形のノブとポインターに対応した縦の白線を示しています。マウスのポインターを移動させるとポインターに対応した縦の白線も移動します。写真12の赤い矢印は、マウスのポインターの移動に対応して、白い縦線が移動することをイメージしています。こうすると、白い縦線の移動範囲がわかりますので、それに合わせて、左右の三角形のノブを設定すれば、一度で調整ができます。
今回は、ここまでです。
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Dépôt de styles de darktable-fr / darktable-fr Styles Repo
https://darktable.fr/download/Styles/index.html
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