カラーバランスで紅葉の編集(6)

今回は、マスクを使った編集と、前回のトーンイコライザーブレンドマスクの問題を再度取り上げます。それから、おまけに、カラーゾーン例を追加しました。

 

写真1と2は、チャンネルミキサーを使っています。写真1に見るようにマスクを空の部分にかけています。

写真2では、空の色を調整して、青くしています。チャネルミキサーでも、色を作れますが、微調整はかなり難しいです。

写真3と4は、カラーコレクションを使っています。写真3に見るように、写真1と同様に、空の部分にマスクをかけています。

写真4でも、空の色を調整して、青くしています。カラーコレクションは、シーン参照ワークフローでは本来は使うべきでないモジュールですが、パレットの範囲であれば、微妙な色調整ができるので、利便性には変えがたいものがあります。このモジュールは、カラーゾーンのように、色を置き換えるのではなく、フィルターをかけたように、全体に薄く色がのるので、場合によっては便利です。

写真5と6は、前回のトーンイコライザーブレンドモードを別の画像で試したものです。写真5がブレンドなしで、写真6が、ランドスケープブレンドをかけています。今回も、前回と同じように、ブレンドをかけると、解像感が落ちます。

写真7は、おまけです。写真は、既に、筑波山の秋の風景写真として紹介したものと同じ画像です。今回は、ちょっと、カラーゾーンで紅葉を強調すべきだったのではないかと、思い直して、編集したものです。縦に分割された左が元の画像で、右がカラーゾーンをほんの少しだけ利かせた画像です。左の元の画像はカラーバランスに合わせて、カラーバランスを使っています。カラーソーンを効かせすぎると不自然な画像になりますが、ここで示したように、ちょっと効かせると、効果的です。カラーゾーンには、カラーバランスでは表現できない部分があることもわかります。

 

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写真1 チャンネルミキサー(マスク)

 

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写真2 チャンネルミキサー

 

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写真3 カラーコレクション

 

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写真4 カラーコレクション

 

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写真5 トーンイコライザーブレンドなし)

 

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写真6 トーンイコライザーブレンドランドスケープ

 

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写真7 おまけ(カラーゾーン)