今回は、マスクを使った編集と、前回のトーンイコライザーのブレンドマスクの問題を再度取り上げます。それから、おまけに、カラーゾーン例を追加しました。
写真1と2は、チャンネルミキサーを使っています。写真1に見るようにマスクを空の部分にかけています。
写真3と4は、カラーコレクションを使っています。写真3に見るように、写真1と同様に、空の部分にマスクをかけています。
写真4でも、空の色を調整して、青くしています。カラーコレクションは、シーン参照ワークフローでは本来は使うべきでないモジュールですが、パレットの範囲であれば、微妙な色調整ができるので、利便性には変えがたいものがあります。このモジュールは、カラーゾーンのように、色を置き換えるのではなく、フィルターをかけたように、全体に薄く色がのるので、場合によっては便利です。
写真5と6は、前回のトーンイコライザーのブレンドモードを別の画像で試したものです。写真5がブレンドなしで、写真6が、ランドスケープのブレンドをかけています。今回も、前回と同じように、ブレンドをかけると、解像感が落ちます。
写真7は、おまけです。写真は、既に、筑波山の秋の風景写真として紹介したものと同じ画像です。今回は、ちょっと、カラーゾーンで紅葉を強調すべきだったのではないかと、思い直して、編集したものです。縦に分割された左が元の画像で、右がカラーゾーンをほんの少しだけ利かせた画像です。左の元の画像はカラーバランスに合わせて、カラーバランスを使っています。カラーソーンを効かせすぎると不自然な画像になりますが、ここで示したように、ちょっと効かせると、効果的です。カラーゾーンには、カラーバランスでは表現できない部分があることもわかります。