慶大総合政策学部教授(専門は教育経済学)で規制改革推進会議の有識者委員も務める中室牧子氏が2025年6月16日、フジテレビの情報番組「サン!シャイン」(月~金曜前8・14)に出演して次のように発言しています。
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野党が掲げている消費税減税案について、カズレーザーが「税率を1回下げると、上げるのはしんどいわけですよね?」と聞くと、中室氏は、「厳しいんじゃないかなと思います。私もいろいろ政策決定プロセスに仕事上かかわることがあるんですけれども、やっぱり与党の先生たちが皆さん言うのは、1回下げたものを受けるのは凄く難しいと。過去の消費税を上げるプロセスでも政権交代をしたというケースもあることを考えると、下げたり揚げたり」と自身の見解を述べた。
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中室牧子氏 消費減税案に「与党の先生たちが皆さん言うのは、1回下げたものを受けるのは凄く難しいと」2025/06/16 スポニチ
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2025/06/16/kiji/20250616s00041000149000c.html?page=1
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中室牧子氏の専門は、エビデンスに基づく教育です。
経済効果のない教育は、税金の無駄になるので、経済的効果のある教育を選択することが専門です。
<与党の先生たちが皆さん言うのは>という発言は、段落の論理(共感の論理)であり、エビデンスに基づく発言ではありません。
エビデンスを研究している専門家が、非科学的な段落の論理に汚染されています。
ところで、読者は、消費税を上げる、あるいは、消費税を下げるために必要な条件がわかりますか。
その条件は、簡単です。与党が、議会で過半数をとっていれば、消費税を上げる、あるいは、消費税を下げる法案を成立させることができます。これ以外の条件は、法案の成立の原因には関係がありません。
中室牧子氏が、「過去の消費税を上げるプロセスでも政権交代をしたというケースもある」という説明は、媒介の話をしています。
過去に、消費税を上げた事例はありますが、過去の消費税を下げた事例はありません。
単純に考えれば、消費税を上げるよりも、消費税を下げる方がはるかに難しいことがわかります。
この点に注目すれば、自民党は、消費税を上げることが難しいといっているのではなく、消費税を下げることが難しいといっていることがわかります。
自民党は、下げた場合の財源を問題にしています。
ここには、本音が見えています。
家計で、収入が減れば、支出を減らします。
同様に考えれば、消費税を下げた場合には、歳出を減らせば、問題はありません。
ここには、財源問題はありません。
それでは、歳出を減らせば、何がおきるでしょうか。
歳出を減らせば、補助金がへります。補助金がへれば、自民党の議員は選挙に当選できなくなります。
ですから、自民党の説明は、選挙に当選するために、消費税を下げたくないといっています。
唐鎌大輔氏は、日本は、「債権取り崩し国」になっているといいます。
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毎年のように過去最高を更新する対外純資産が意味するのは「日本に期待収益率の高い投資機会が乏しかった」という歴史的な事実である。
それは企業部門を中心として「戻らぬ円」の割合が増えていることの裏返しでもある。近年認知されてきたように、経常収支については「統計上でこそ黒字だが、キャッシュフローでは断続的な赤字」というのが日本の対外経済部門の台所事情であり、これが円安長期化の底流だと筆者は考える。その意味で円安もまた、日本経済が抱える問題の「原因」ではなく「結果」と表現するのが妥当である。
対外資産が半永久的に回帰しない場合、キャッシュフロー(CF)ベースでは純債務国に近づき通貨売りに直面する。
符号上は「成熟した債権国」でも、その実態(厳密には異なるがCF)が「債権取り崩し国」に近いからこそ円安は長引いている。
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コラム:34年ぶり首位から後退の対外純資産、見るべきは残高ではなく構造=唐鎌大輔氏 2025/06/29 ロイター
https://jp.reuters.com/opinion/forex-forum/Z5E4MNA6YNMKRJBCILXAQBHDPU-2025-06-26/
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「日本に期待収益率の高い投資機会が乏しかった」理由は、選挙を優先して、企業を補助金漬けにしたためと思われます。
日本には、日本国内で、財やとサービスを製造して、輸出できる企業がほとんどありません。
政府は、補助金をばら撒いて、与党の議員が選挙に生き残ることしか考えていないので、当然の結果です。
過去に、消費税を上げた事例はありますが、過去の消費税を下げた事例はありません。
したがって、消費税を上げるよりも、消費税を下げる方がはるかに難しいことは、中学生でもわかります。
有識者が、このレベルの議論すらできない理由は、法度体制(段落の論理)に汚染されていると考えないと説明がつきません。