マウントアダプターとMFのヒント

ミラーレスカメラには、マウントアダプターをつければ、一眼レフのレンズを付けることができます。

 

一眼レフのレンズは、中古で、安く手に入るものもあります。

 

あるいは、過去に購入したレンズが手元に残っていることもあります。

 

MFTの単焦点レンズの焦点距離は、9㎜、12㎜、25㎜、45㎜が一般的です。

 

これに対して、一眼レフの単焦点の標準レンズは、フルサイズが50mm、APS-Cが35㎜です。

 

MFTのメーカー純正のレンズには、35㎜と50mmがありませんので、マウントアダプターを試してみる価値があります。ただし、MFになります。

 

TTArtisan 35mm f/1.4といった1万円くらいで購入できる中華レンズもありますが、やはり、MFです。最近、AFができる中華レンズが出始めていますので、今後はAFができるレンズが増えるかもしれませんが、価格は、1万円くらい高くなります。

 

過去に、APS-Cの一眼レフを使っていれば、35mmF1.8のレンズが残っていることもあります。

 

今回は、NIKONのDA35mmF1.8で、マウントアダプターをつかったMFを試してみました。

 

(1)EXIFの問題

 

電子接点がないので、EXIFになにも残りません。絞り値が残らないのは仕方がないにしても、画像ファイルにレンズ名が残らないのは不便です。

EXIFを編集できるソフトもありますが、操作性がよくありません。

 

この問題に対しては、現在は、ファイル名を編集することにしています。

 

写真1は、IrfanViewでファイル名を変更しているところです。

 

元のファイル名に、「_レンズ名」を加えます。

 

Nikonの35mmF1.8であれば、「_35N18」といった具合です。

「_N35F18」でも構いませんが、付け加える名前は、短い方が簡単になります。

 

画像が複数枚ある場合は、シリーズの最初と最後のファイルだけ、リネームすれば、十分と思います。

 

これが、一番、簡単だと考えています。

 

写真1 IrfanView

 

(2)MF

 

ミラーレスカメラには、フォーカスピーキングという便利な機能がついています。

 

問題は、フォーカスピーキングで焦点が合ってるように見えても、後で確認するとピントがずれていることが多いことです。

 

写真2と写真4は、同じ条件で撮影したつもりですが、写真3と写真5を見ると、写真4はピントがあっているが、写真2はピントがあっていないことがわかります。

 

マウントアダプターで単焦点レンズを付ける場合、どうしても、絞りを開けてぼかしたくなるので、被写界深度が浅くなります。

 

これが失敗が増える原因です。

 

対策は、フォーカスピーキングをあてにしないで、撮影後、モニターでピントを確認するクセをつけるしかなさそうです。

 

 

 

写真2 MF

 

写真3 MF(写真2のフォーカスチェック)

 

 

写真4 MF

 

写真5 MF(写真4のフォーカスチェック)