今回は、イルミネーションの色の変更です。
イルミネーションの色は、LEDライトの色で決まります。
LEDライトの色は、人工的に、主催者が選んだものです。
したがって、正しいイルミネーションの色というものは、ありません。
つまり、色の編集は、任意で、構わないことになります。
darktableの画像編集でも、この条件は特異です。
写真1は、RAWを読み込んだ場合のカラーキャリブレーションです。太陽光(Daylight)になっています。
写真2では、ピッカーをつかって、カラーキャリブレーションをしています。ここでは、イルミナントは、カスタムになっています。
カスタムの場合には、色相スライダーで、太陽光よりも多様な色を選択することが可能になります。
写真2、写真3、写真4、写真5は、色相スライダーの色選択を変更した例です。
写真5の緑色の空は、あまりに、不自然なので、変更を試みます。
写真6では、カラールックアップテーブルをつかって、緑色の空の部分をピッカーでテーブルに拾っています。
写真7、写真8では、オフセットのスライダーを使って、空の色を青とピンクに変更しています。
写真9では、カラーゾーンを使って、空の色を、緑から、青に変更しています。
イルミネーションの写真では、風景本来の色が、残っているのは、空の部分だけですので、ここの色の取り扱いに注意すれば、それ以外の部分の色は、大きく変更しても、不自然な画像にはなりません。