darktableのカラーキャリブレーションに関する覚え書きです。
今まで、主に、キャノンか、オリンパスのカメラを使っていました。
最近、動画を撮影するために、パナソニックのカメラを使っています。
darktableのカラーキャリブレーション・モジュールでは、パナソニックの方が、キャリブレーションに失敗する確率が高く思われました。
検索をかけると、darktableのカラーキャリブレーションで、パナソニックのカメラでは問題が発生するという記事を多く見かけました。
しかし、そのエラーは、darktable3.8以前の問題で、現在は解消されているようです。
写真1は、RAW画像を読み込んだ状態です。マークした部分に色温度が表示されています。
パナソニックのRAWデータでは、カラーキャリブレーションのピッカー(スポイト)が、失敗することが多いです。
写真2は、失敗例です。
パナソニックのRAWでは、ピッカーのエリアを変えてもうまくいきません。
キャノンか、オリンパスのRAWでは、ピッカーのエリアを変えればうまくいくことが多いです。
対策は、カメラ設定(写真3の一番下)を使う、AIツールを使う(写真3の下の2つの赤矢印)、パイプライン(D50、写真3の上の赤印)、または、daylightでスライダーで調整する方法をとっています。
ピッカー(スポイト)を使わなければ、問題は起きません。
今まで、ピッカー(スポイト)を多用していましたが、AIツールでよいと思われます。
なお、光源が2種類の場合には、AIツールは失敗します。
その場合には、写真4のように5000度付近の値が表示されます。
AIツールがうまくいった場合には、写真5のように、5000度付近ではない値が表示されます。