2026-01-01から1年間の記事一覧

アブダクションと責任

解題: アブダクションは、仮説(モデル)作成の推論であると言われます。 帰納の二段モデル(帰納→演繹)の場合には、帰納と演繹の役割は次のようになります。 帰納:モデルの作成+モデルの検証 演繹:モデルを使った予測 アブダクションの三段モデル(ア…

アブダクション

解題: プラグマティズムとアブダクションを理解するための例題を考えました。 例題は、広島湾の牡蠣の大量死問題です。 生態学は、エネルギーフロー、生息域など幾つかの因果モデルをもっています。 広島湾の牡蠣の大量死問題では、生態学の基本的な条件が…

ひろゆき氏のモデル

質問Gemini ひろゆき氏は、高市政権の将来について次のように分析しています。 < アメリカに80兆円分を投資をすると決めています。 円からドルへの80兆円の資金流出(マイナスの為替介入みたいなこと)が起きれば、円安になります。 責任のない積極財政”も…

反事実と責任

質問Gemini 反事実と責任に関する質問です。 < 爆笑問題・太田光氏が2月8日の衆院選特番『選挙の日2026』(TBS系)の中で、自民党総裁の高市早苗首相に、<党公約の「2年間、食料品の消費税率を0パーセント」ができなかった場合の責任>について質問し、高…

物価は上がっているか

質問Gemini 質問1: 「毎月勤労統計調査2025(令和7)年12月分結果速報」が、2月9日に公開されました。 昨年の公開は、2月5日でしたので、4日遅れています。 この遅れは、2月8日の衆議院選挙と関係がありますか。 解答Gemini ご質問ありがとうございます。…

中道改革連合でない場合の立憲民主党の議席数

解題 「AIと人間の推論」で、因果ダイアグラムを使わない限り、人間がAIに勝てる可能性がないと書きました。 今回は、実例を示します。 「結果を見れば立憲民主党のままで戦った方がよかったのではないか」と、新党を結成して臨んだ戦略を疑問視する声もあが…

「イキリ」と「ハッタリ」

解題: 自民党が、衆議院選挙で、圧勝しました。なぜ、高市首相の選挙戦略が成功したかを理解するカギは、「イキリ」にあると思われます。 それ以外の要素は、別途検討します。 質問Gemini 「イキリ」と「ハッタリ」に関する質問です。 マライ・メントライン…

AIと人間の推論

質問Gemini 人間の認知の限界に関する質問です。 以下の説明に関する質問です。 < 「2次情報」の定義: 単なるニュースの要約(コピペに近いもの)には価値を認めませんが、熟練の記者による「分析・背景解説・独自の視点(インサイト)」は、AIが最も欲しが…

ガリレオ裁判とLLM

質問Gemini LLMに関する質問です。 LLMは、単語のリンクの統計分布を学習しています。 学習内容は、使われたデータに依存します。 その点では、LLMには洗練された集団思考の側面があります。 質問1: ガリレオ裁判の場合を想定します。 ガリレオ裁判の時に…

プラグマティズムの判断基準

解題: プラグマティズムとは思考のOSです。 思考のOSの書き換えは、認知負荷が大きく、困難を極めます。 認知負荷を減らすには、例題、比喩、図形を用いる必要があります。 今回は、例題を使って、Geminiに確認してみました。 質問Gemini プラグマティズム…

2月8日の押し活衆議院選挙

質問Gemini 2月8日の選挙に関する質問です。 田崎史郎氏は次のようにいっています。 < 「政治とカネの問題について(中道改革連合の)野田佳彦さんがおっしゃいますが、あまり国民の胸には刺さってこない。もう既に総選挙および参院選を経ているわけですか…

限界国家日本(28)構造改革(1)

質問Gemini アベノミクスの第3矢(構造改革)は失敗しました。 社会構造改革に関する質問です。 アベノミクスの第1の矢(金融緩和)、第2の矢(積極財政政策)は、短期的な成果をねらった戦術であり、政策効果は、KPIで評価できます。 アベノミクスの第3矢(…

限界国家日本(27)パールの因果モデル(5)

9)DAGの破壊力 解題: AIを使った学習のポイントは次にあります。 原理の確認 事例の確認 比喩の確認 この中で、一番効果が高い方法は、事例の確認です。 この方法の効果が高い理由は、AIは、膨大な事例を持っているからです。 AIは、ある仮説(因果モデル…

2月8日の衆議院選挙

解題: 2月8日の衆議院選挙の分析をGeminiと行いました。2月3日0時時点の分析です。 ロイターの次の記事は考慮していません。 < マクロスコープ:消費減税に現実味、政府内で語られる「景気条項」 専門家は財源注視 2026/02/03 08:58AM ロイター 鬼原民幸 h…

衆議院選挙の読み方(5)

12)為替介入の可能性ー2 為替介入の可能性は、大変低くなったと考えられます。 この説明は長くなるので、「2月8日の衆議院選挙」に、別途、掲載します。

社会保障制度の設計(3)

1)認知科学の問題 経済学者の主張は、認知科学を無視しているので、実現することはありません。 2)合理的期待形成仮説 合理的期待形成仮説は,現在だけでなく将来の市場条件,とくに均衡市場価格について,人々がその客観的確率分布を正確に知っていて,…

衆議院選挙の読み方(4)

11)為替介入の可能性 2026年1月2日正午、円ドルレートは、1ドル155円付近にあり、先週末より1円、円安になっています。 政府は、1ドル160円付近で、2月8日の選挙を迎えることは、回避したいと考えているはずです。 介入の効果は、2日から3日しかありませ…

取適法(1)

解題: Geminiに確認したかったことは以下です。 < パールは、十分な背景知識があれば、観測データとDAGだけで介入効果を算出(識別)できることを証明しました。 > 質問は、「中間財には市場がないので、市場がないままで、取適法で問題解決はできないの…

社会保障制度の設計(2)

質問Gemini 生活賃金に関する筆問です。 生活賃金以下とは、働いても満足できる稼ぎのあるジョブがない状態を指します。 この状態では、食べられない状態が頻出するので、失業率は下がると思われます。 質問1: つまり、生活賃金で、経済を評価をする視点で…

限界国家日本(26)パールの因果モデル(4)

8)DAGと交絡因子 解題: パールの因果モデルの特徴は、DAGにあります。 ここでは、DAGの理解を深めます。 理論を理解する最も効率的な方法は、教科書を読むことではなく、問題集を解くことです。 なぜならば、教科書には、misunderstanding(間違った理解)…

社会保障制度の設計(1)

解題: 日本の社会保障制度は、持続可能でしょうか。 それとも、既に、破綻しているのでしょうか。 この問題をGeminiと議論してみました。 質問Gemini 社会保障制度の設計に関する質問です。 質問1: 将来の人口を確実に予測する方法はありません。 人口増…

衆議院選挙の読み方(3)

7)議論の前提 経済学者ではない筆者が、なぜ、財政破綻の話をするのか、疑問に思う読者がいると思うので、ここで、議論の前提を説明しておきます。 経済学は、相関のモデルであり、因果ダイアグラムのような構造変化を表現する数的言語を持っていません。…

衆議院選挙の読み方(2)

3)国債の利回り 1月20日には、2.3%を越えていた、10年物国債の利回りが、24日には、2.2%台まで下がっています。 これに対して、レートチェックが行われた可能性が指摘されています。 日本政府は、膨大な国債を発行しています。政府が財政破綻しないとい…

衆議院選挙の読み方(1)

1)イベントカレンダー 衆議院選挙が、2月8日に行われます。 WEBでは、選挙の専門家が、予測を出しています。 しかし、なぜ、その予測が正しいと思われるかという因果モデルが示されていません。 中には、予測結果を有料で掲載している週刊誌のWEBページも…

限界国家日本(25)円危機(3)

5)積極財政の効果 < 片山さつき財務相は16日、高市政権が掲げる「責任ある積極財政」について、「日本の供給構造を強化して所得を増やし、消費マインドを改善する好循環を実現する」と説明しています。 > << 「積極財政」国民の信問いたい 片山財務相…

限界国家日本(24)円危機(2)

3)高市首相の説明 3-1)解題 高市首相(自民党総裁)は23日、読売新聞のインタビューに応じ、衆院選に向けて掲げた食料品の消費税率をゼロにする案の財源について、「2年間限定であれば、特例公債(国債)を発行せずに確保できる」と述べました。 日…

限界国家日本(23)円危機(1)

1) 三木谷氏の発言 三木谷氏は2026年1月13日、次のメッセージを高市氏に送っています。 〈円危機が始まりました。(1)財政バラマキによる財政悪化懸念、(2)富裕層の懲罰課税によるキャピタルフライトと富裕層、優秀層の日本離れ懸念です。すでに日本円…

限界国家日本(22)因果AIと山本太郎代表の主張

1)因果AIの時代 前回は、パールの因果モデルの破壊力を説明しました。 Geminiは、2026年のAIは、LLMから因果AIに切り替わるといいます。 これは、パールの因果モデルが誰でも使える時代が来たことを意味します。 政府と日銀の経済政策には、経済モデルをつ…

限界国家日本(21)パールの因果モデル(3)

7)パールの因果モデルの破壊力 パールの因果ダイアグラム(DAG)は「権威による意思決定」を「論理による意思決定」へと強制的にシフトさせる破壊装置としての側面を持ちます。 つまり、パールの因果ダイアグラムを採用した時点で、年功型組織は崩壊してし…

限界国家日本(20)パールの因果モデル(2)

4)「因果推論の科学」のハードル パールの一般向け著書『The Book of Why(邦題:因果推論の科学)』は、アメリカのビジネスリーダーの間でベストセラーとなりました。 しかし、「因果推論の科学」は日本では、ビジネスリーダーの間でベストセラーとなりま…