品種の検討 「安納芋」
安納芋は、紅はるかが出てくるまでは、甘いサツマイモの代表でした。
オーブンで、そのまま焼いて、表面に糖蜜が出てくるのを見て、驚いた記憶があります。
一方、紅はるかが出てきてからは、安納芋は、紅はるかに比べて、サイズが小さく、割高で、甘さが優れている訳でもないので、購入はしていません。
安納芋のメリットを強いていえば、生産者が限られているため、バラツキが小さいことと思われます。
紅はるかの生産者数は、非常に多いので、品質のバラツキは、大きいです。
今回は、スーパーで、紅はるかが品切れだったので、安納芋を試してみました。
安納芋の品種は、「安納紅」です。
「安納紅」の突然変異で、皮の赤い色素がなくなったものが、「安納こがね」で、別の品種として扱われていますが、皮以外は同じもののようです。
さらに、「安納こがね」の果肉の果肉が少し紅色の系統を「安納もみじ」、果肉がオレンジ色の系統を「安納みつき」と呼んでいるようです。
処理は以下です。芋が丸かったので、1回目の加熱は80分にしました。
170d80mkw2hp+170d60mkw2hp+op170d10m
写真1が、2回加熱後です。糖蜜は、出ています。
写真2が、焼き芋の断面です。十分羊羹状態になっています。
色と風味は、安納芋独特のものなので、好みがあると思いますが、甘さについては、紅はるかを切り替えるだけの魅力はないと感じました。