極上の焼き芋の焼き方(58)

 

 

アルミホイルの使い方

オーブンや、オーブントースターで、焼き芋を焼く場合に、一般的には、そのまま焼く方法と、アルミホイルで包んで焼く方法が広く使われています。

WEBを見ても、このアルミホイルの機能をわかるよう説明されていません。考えられる機能は以下です。

  1. アルミホイルに包むことで、焦げることを防ぐことができる。

  2. アルミホイルで包むことで、水分が保持される。

1.については、アルミホイル自体は熱をよく伝えるので、焦げを防止する効果はないと考えています。一方、空気は断熱性が高いです。つまり、アルミホイルとサツマイモの間に空気が入っていれば、その部分の熱伝導は少ないと思います。言い換えると、アルミホイルの巻き付け回数や、ホイルのしわの状態で、効果は大きく異なるはずです。

2.は、この効果をうたっているWEBは見かけないのですが、効果があると考えました。サツマイモの標準レシピ(袋や箱に書いてある調理法)は、170度から200度くらいで、60分間、そのままのサツマイモを加熱する方法ですが、サツマイモが小さいと、加熱しすぎると端の部分(ここでは耳と呼びます)が乾燥しすぎて、食べられなくなります。これを避けるには、ポテトかいつかのレシピでは竹串をさして、十分に火が通ったら、すぐに取り出すようにすすめています。これは、かなり面倒です。

今回は、2.の効果をねらって、JA行方の紅優甘をつかって、1つは、そのまま、1つはアルミホイルでくるみ、200度60分加熱してみました。サツマイモのサイズはS(約100g)です。

写真1は、焼き芋の外観です。アルミホイル付きが皮がかたくなっていないことがわかります。

写真2は、焼き芋の断面です。左のホイルがついていない方は水分が飛んでいます。右のホイル付きは、全体が柔らかいです、全体に、もう少し、透明度があがってほしかったです。肝心の耳は、ホイルなしでは、硬くなりましたが、ホイル付きは柔らかく、食べられました。

とりあえず、2.の効果は確認できたと思います。

f:id:computer_philosopher:20201216221239j:plain

写真1 上がアルミホイル付き、下が、そのままの焼き芋

 

f:id:computer_philosopher:20201216221257j:plain

写真2 右がアルミホイル付き、左が、そのままの焼き芋