統一教会問題とセキュリティ

(軍事的なセキュリティ問題が論じられないのは、利害関係者がいるからでしょうか)

 

安倍元首相の暗殺から、選挙の間に、統一教会の名前はでてきませんでした。

 

これは、確認がとれなかったので、当然であるという説明もあります。

リーク情報は、裏が取れていなかったという説明です。

 

そうかもしれませんが、選挙の投票が終わると、直ぐに名前が出てきたので、2つのイベントが同時に発生する確率を考えると、出来すぎの気もします。

 

統一教会の人が、選挙協力議員秘書に入り込んでいたことが報告されています。

 

しかし、こうした人は、アマチュアをトレーニングした人で、プロではありません。

 

ということは、既に、もっと中枢にプロが入り込んでいると考えなければなりません。

 

つまり、2つのケースが考えられます。

 

(1)中枢にプロが入り込んでいて、日本の軍事的セキュリティは、ボロボロで、防衛省の予算を増やしても、ザル状態で効果がない。

 

(2)警備当局は、各議員に、統一教会の関係者がいるので、セキュリティ上のリスクがあることを伝えていたが、各議員は、それを承知の上で、統一教会との関係を続けた。

 

統一教会などの宗教団体についてカルトの判定などのガイドラインを作るべきだという議論があります。

 

しかし、オウム真理教の事件以来、警察は、リスクのある団体をウォッチしていたはずです。

 

この情報は、もちろん非公開ですが、少なくとも、常時SPが付く閣僚以上には、要点の情報は伝えられていたはずです。

 

つまり、(2)の可能性が高いと考えられます。

 

そうすると、大臣と統一教会との関係に気が付かなかったという発言は、眉唾です。

 

一方、もしも、大臣と統一教会との関係に気が付かなかったという発言が正しいとすると、(1)が成立することになり、それは、より深刻と思われます。