焼き芋羊羹と焼き芋の話(4)
補足事項
積み残し事項の補足です。以前の記事には書いている内容ですが、途中から、読者になられた方には通じないので、今までの3回に書き落とした点を補足しておきます。
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サツマイモの選択
サツマイモは、ここでは、紅はるかをつかっています。紅あずまでは、うまくいきません。シルクスィートでも、紅はるかと似た状態にはなると思います。
サツマイモは、傷の少ない良いものを選んでください。目利きの自信がない場合には、JA行方などのブランドものを使うことも、1つの方法です。
サツマイモのサイズはMかL(200g、300-350g)がよいです。S(100g)は、この時期には、保存によって乾燥しすぎています。紅はるかは、紅あずま程は大きくならないので、2L以上の紅はるかがあるのか不明です。過去の2L、3Lの紅はるかと書かれたサツマイモの焼き芋の実験は全て失敗していますので、2L以上はお勧めできません。
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アルミホイルの包み方
写真1のように、サツマイモはよく洗って、水分をふき取ってください。次に、金串かフォークでサツマイモの皮に小さな穴をあけます。これを行わないと、加熱によって、内部の空気が膨張して、爆発することがあります。
写真2は、サツマイモに合わせた大きさのアルミホイルをカットしたところです。
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加熱方法
加熱方法は前回書きました。ここは、補足です。合計で120分加熱できれば、連続でも、60分x2に分けてもかまいませんが、お薦めは、60分x2です。その理由は、2時間まとまった時間をとらなくてもよいので、時間調整が容易だからです。たとえば、本日(土曜日)の場合には、お昼に、60分加熱して、その後、トロ箱に入れて、そのことをすっかり忘れていました。夕食時に、トロ箱をみて、焼き芋を作成中であったことを思い出して、アルミホイルにくるんだサツマイモを取り出して、夕食後に60分加熱して、再びトロ箱に、いれて保存しました。あとは、翌朝に、サツマイモをトロ箱から出せば食べられます。
乾燥が必要なら、食べる前にオーブンで追加加熱すればよいわけです。乾燥をさらに進めるには、サツマイモを切ってから、乾燥させる方法も、電子レンジを使う方法もあり得ます。ただし、電子レンジを使う場合には、アルミホイルを完全にとってから、サツマイモだけを加熱してください。
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トロ箱の注意
発泡スチロールのトロ箱は、燃えやすいので、注意が必要です。ここでは、100度以上の温度のアルミホイルが、直接に、トロ箱に触れないように、アルミホイルにタオルを巻くことを勧めています。タオルの隙間から、アルミホイルが飛びだすと、危険なので、タオルの巻き方に注意し、トロ箱にサツマイモを入れてから、5分程度は、異常がないかを確認してください。
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