極上の焼き芋の焼き方（１１４）市販の焼き芋の研究（１２）コンビニの焼き芋（１）

市販の焼き芋の研究（１１）コンビニの焼き芋（１）

コンビニの焼き芋の種類と価格

2022年1月現在で、コンビニで、焼き芋を販売しているのは、ローソンストア100、ローソン、ファミリーマートです。

ここ数年、ドン・キホーテやマルエツなどスーパーが先行して焼き芋を販売し、それ以外の店舗にも、焼き芋が定着したのは焼き芋専用器が開発された効果が大きいと言われています。

１）ローソン

2020年の試験販売が好調だったので、2021年11月2日に全店舗の2割で、焼き芋の販売を始めています。紅はるか（210円）です。

2021/12/27の日本経済新聞によれば、2か月弱で100万本を売ったそうです。

11月2日から、12月26日まで55日です。

100万÷3000店÷55=6.06本になります。

コンビニの焼き芋の什器については、次回に述べますが、ローソンの什器では、一度に2Kgまで(Ｍサイズの芋約6本）が焼けます。

ですから、6.06本は、毎日什器で1回、焼き芋を焼いて、ほぼ、完売という状況と思われます。

全店舗の1日当たり販売数は1.8万本になります。

２）ファミリーマート

2018年6月、ファミリーマートはドン・キホーテのノウハウを取り入れた共同実験店を都内に3店舗オープンしています。2019年に一部店舗で焼きいもを実験的に販売し、2020年販売店舗を約1030店にまで拡大しました。全店舗数は17,000です。2021年11月2日には、約2630店舗で焼きいもを販売しています。品種は、紅はるか（230円）、シルクスイート（230円）です。

専用の焼き芋機に生のサツマイモを入れ、60分加熱して提供していて、ドン・キホーテと同じ方式を使っています。

３）ローソンストア100

2015年には、焼き芋に、参入しています。2020年9月～2021年2月末の全店累計販売数は210万本を超え、1日1万本以上売れるベストセラー商品といわれています。紅あずま（108円）、紅はるか（108円）、安納芋（216円）があります。

ローソンストア100は、687店舗（2020年8月）あります。

10000÷687＝14.6

1店舗1日で、15本を売り上げています。ローソンストア100の焼き芋は、小振りであるといわれていますので、一度に6本以上焼けると思われます。1日2回焼いている店舗がある可能性もあります。

ローソンストア100は、ローソンファーム千葉、ローソンファーム鹿児島をはじめとする契約農家から、良質の国内産さつまいもを大量に安定的に確保するルートを確立しているため、1本100円（税込108円）という価格での提供が可能だそうです。その他に種子島産の「安納芋」を1本200円（税込216円）販売しています。

グループ専用農園「ローソンファーム千葉」の母体でもある、契約農家「芝山農園（千葉県香取市）」で、年間1,000トンものさつまいもを出荷しています。ローソンストア100の関東エリアの店舗で販売している焼きいもは、ほぼ全て「芝山農園」で収穫されたさつまいもを使用しています。

４）そのほか

セブンイレブンは、焼き芋を販売していません。

スーパーも含めたリストは以下です。なお、4.以降の価格は、2020年秋シーズーンのものです。