ラップなし加熱のここまでのまとめ
今まで、「そのままやく」を書いてきた方法ですが、名称がわかりにくいので、これからは、サツマイモを覆わない、サツマイモにカバーを付けない加熱方法を「ラップなし加熱」ということにします。
購入した生のサツマイモに書かれている推奨調理法です。
推奨調理法の場合の温度は170度から200度で、加熱時間は最大60分で、竹串をさして、火が通っていれば、加熱を中断します。
この方法の長所は加熱時間が短いこと、温度が高く、失敗が少ないことです。半面、甘さが今ひとつになります。
今回は、これに加えて140度の加熱をテストしてみました。素材は、Sサイズの紅天使です。
加熱時間、90分で△、120分で〇でした。200度、170度と合わせて図1にまとめました。
写真1が、焼き芋の断面です。最後の30分を追加することで、水分が飛んで、色が濃くなっています。90分の場合には、水っぽくなっています。最後の30分を追加して、120分にすると、サツマイモから、蜜が溶け出します。90分では、不足です。
写真2が耳の部分の断面です。120分加熱の左側が、片側の耳の部分が硬くなってしまいました。焼き芋は、オーブンの温度が何度でも、水分が十分にある場合には、100度未満です。水分が飛んでしまうと、温度が急に上がって、焦げて、硬くなります。長時間加熱の場合には、耳の部分が硬くなりやすいです。丸い形状の方が、そのリスクは低くなります。ここでも、より丸い反対側の耳は問題がありませんでした。