極上の焼き芋の焼き方(29)

加熱用の蓋の課題

最近の検討では、サツマイモの下に、石焼き芋の石に相当する容器をおいて、そこから、熱放射で加熱をしています。この場合に、容器の上側に、オーブンの熱風があたると、サツマイモが乾燥しすぎてしまいます。

つまり、サツマイモの上側にも何か蓋をして、オーブンの熱風が直接、サツマイモに当たらないようにしたいわけです。

ところで、この蓋は一つ間違えると火災になることがわかりましたので要注意です。

今のところ、次のことがわかっています。

シリコン紙(クッキングペーパー)は通常は、シリコンの温度制約(220度)をうけます。しかし、それ以外に、覆わないこと、20分以上加熱しないことが、火災にならない条件です。シリコン紙によっては、短時間であれば、220度を越えられるなどの特徴のある製品もあります。しかし、焼き芋の加熱時間は90分以上なので、ともかく、シリコン紙は使わない方が無難です

陶器は、高い温度で焼くので通常はシリコンのように、温度の制約をうけません。したがって、蓋をしたまま、オーブンでも使えそうに思われます。しかし、手元にあるタジン鍋の説明書は、オーブンで使う場合には蓋を使わないことと書かれています。瀬戸物の蓋でオーブンに対応していないものがあります。土鍋の中には、蓋をしたままオーブンで使えるものもあるようです。蓋がオーブンで使えるか調べてから判断した方が良さそうです。また、筆者が行ったように、瀬戸物の皿を蓋代わりにつかう方法については、注意して、基本は使わない方がよさそうです。

ココットは蓋について特に制約がないので、蓋をしたまま使えそうです。

まとめますと、蓋をする場合には、蓋がオーブン使用に対応しているかを確認した方がよさそうです。対応していない場合や、不明の場合には、アルミホイルを蓋代わりにつかうことが無難なようです。