露光で解像度は変わるか

前回のオリンパスのF1.7とF2.0の等倍写真で解像感が余りに違うので、露光で解像度が変わるような気がしたので、試してみました。

露出オーバーになれば、白飛びが増えて、データのないピクセルが増えます。一般に、露光の違いはこれだけです。RAW現像では、露光の調整ができますので、白飛びしてデータのないピクセルは露光を変更しても、戻りませんが、他のピクセルでは差はないはずです。ただし、マイクロレンズのレベルで考えれば。光量が多すぎることが影響を与える可能性はあります。

また、レンズの性能評価サイトでは、絞り値ごとの解像度を評価していますが、当たり前ですが、適正露出の場合だけです。ところが、この適正露出という概念は、Jpegとセットになっています。RAWでは、適正露出には意味はなく、白飛びしない露出が適正になります。

というわけで試したのですが、今回は、絞値、シャッター速度、ISOが固定ですから、露光が過大になるか否かは考えたら、光源(太陽)に依存します。一応、露光設定は変えたのですが、結果としては、意味がなかった気がします。

なお。RAW画像は、基本はdarktableで読みこんだ状態ですが、露光だけはヒストグラムを見て標準的な値に補正してあります。

写真1と写真2が全景写真です。写真2では、RAWの白飛びを表示しており、空に、白飛びが見られます。

写真3と写真4が樹木の葉の等倍写真です。結局違いははっきりしませんでしたが、色が変わっていることは確かです。

露光が、白飛び、黒飛び以外に、画像に与える影響については、もう少し、追跡してみたいと思います。

なお、筆者のいつも使っている撮影時の露光はー0.7EV です。

 

 

 

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写真1 -0.7EV

 

 

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写真1 -0.7EV

 

 

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写真3 等倍:ー0.7EV

 

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写真4 等倍:+0.3EV