8月第3週の東京都の感染者数のまとめ
8月の第3週も終わるので、今週の8月21日までの感染者データをまとめておきます。
Googleの予測データも、8月17日版に更新して、これも7日移動平均をEstimatedでプロットしてあります。
東京都の検査データは8月19日に更新されています。
2021年8月19日 の(7日間移動平均値をもとに算出した)検査の陽性率は、22.8%(23.2 %,21.3%、19.0%,13.1%, 8.1%, 6.4%, 5.5%,4.8,4.1,4.0,4.9,5.3,5.8, 6.8, 8.6, 6.9, 5.9, 5.2, 4.8, 4.2, 3.7, 3.7, 3.5, 3.3) %で、検査人数は14046.1人(11,961.6 人、12,513.9人、9868.9人,6604.1人,8164.4人,8877.4人,7214人,6810.4人,6785.7人,4688.4人,7058.6人,7810.1人, 7877.4人, 9419.4人, 6331.4人, 7903.6人, 8450.0人, 7633.4人, 7086.7人, 6588.0人, 6688.9人, 6035.3人, 6760.7人, 6417.9人) です。()は、8月12日、8月5日、7月29日、7月23日、7月15日、7月8日、7月1日、6月24日、6月17日、6月11日、6月3日、5月27日、5月21日、5月13日 、5月6日、4月29日、4月22日、4月15日、4月8日、4月1日、3月23日、3月19日、3月16日と3月9日の速報値です。検査データが、更新されると、データは日付をさかのぼって修正されますが、以上の値は速報値の暫定値です。
なお、暫定値を訂正した陽性率は、図2にのせています。
図1が、8月17日版のGoogleの予測値と、東京都の感染者数、経路不明感染者数です。Google予測はスケールアウトしていますが、徐々に増加して、9月12日以降が、7000人台です。
行動制限率は、7日移動平均では、-33%まで緩んでいます。
今週も、感染者数は急増しています。7日移動平均で約3900人を超えました。
しかし、増加率は低下しています。
6月8日のGoogle予測は、感染者数は50人まで下がるというものでした。
6月16日のGoogle予測は、感染者数は112人まで下がるというものでした。
6月23日のGoogle予測は、感染者数は200人まで下がるというものでした。
6月29日のGoogle予測は、感染者数は600人で高止まりです。
7月7日のGoogle予測は、感染者数は1000人になります。
7月14日のGoogle予測は、感染者数はピークで1200人になり、その後減少します。
7月21日のGoogle予測は、感染者数は今後600人まで減少します。
7月28日のGoogle予測は、感染者数は3000を超え、その後、2400人まで減少します。
8月1日のGoogle予測は、感染者数は徐々に増え、8月20日で9000人を超えると、ほぼ一定になります。
8月11日のGoogle予測は、感染者数は徐々に増え、9月3日で7000人を超えます。
図2に、11月1日からの東京都の経路不明率と陽性率を示します。経路不明率は65%くらいの高止まりです。一方、陽性率は、22%に戻していますが、高い水準です。
図3に、感染者数の1週間前の同じ曜日との差を示しています。東京都が前週との比を使うようになったので、前週との減少比率(1week_ratio)もプロットしてあります。感染者数は増加しています。この行動制限率は移動平均ではなく、生の値で、日付は12日ずらしています。感染者の増加は止まっています。行動制限は下がっています。
図4は、変異株率で、90%になりました。増加は止まってきています。
まとめ
東京都の感染者数の増加は止まっています。
オリンピックの開催リスクは、東京都の感染拡大より、東京都の感染が、オリンピックで地方に広がることであると予想していましたが、現状は、その方向に動いています。
東京都の陽性率は、先週より、若干下がっていますが、「濃厚接触・感染経路」調査を縮小しているので、データの比較が困難になっています。本来であれば、陽性率が10%を越えた辺りで、効果のない「濃厚接触・感染経路」調査をやめて、PCR検査を無作為に増やすべきだったと思われます。
自民党の総裁選は、貧乏くじになって、皆が辞退する方向に動いているように思われます。
今日の横浜の市長選で、内閣不支持の方向は決定的になるとおもいます。
紙の投票の時代ならともかく、現在は、マスコミのアンケートではなく、マイナーバーをつかった有権者の全数意見調査も技術的には、問題はありません。選挙がすんだら、支持する有権者より、不支持の有権者の方が、多くなっても、政権が変わらない、あるいは、オリンピックのように、開催反対が圧倒的に多くとも、ゴリ押しするのは、民主主義の欠陥です。IT技術を使って、こうしたルール変更をすることも政治学の一部と思うのですが、専門家は、だれも、声をあげません。
コロナにかかっても入院できなければ、医療崩壊です。
日本の従来の社会システムは、技術革新に完全に取り残されています。
従来の社会システムは、時間の問題で、どこかで崩壊しますが、時間がたってみれば、オリンピックとそれに伴う医療崩壊が、そのきっかけだったということになるのかもしれません。
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2021/08/index.html
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COVID-19 感染予測 (日本版)8月17日版
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NHK特設サイト
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/
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都内の最新感染動向
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/
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Google Mobile Report
https://www.google.com/covid19/mobility/ Accessed: <2021.8.21>2021-8-19version.
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感染者が多すぎて…保健所業務が逼迫、「濃厚接触・感染経路」調査縮小の動き 2020/08/20 読売新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6fe21562fd7ca9d2595e0c4375b9de5d2e74e55
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