8月第4週の東京都の感染者数のまとめ
8月の第4週も終わるので、今週の8月28日までの感染者データをまとめておきます。
Google Transitデータも更新しました。
Googleの予測データも、8月25日版に更新して、これも7日移動平均をEstimatedでプロットしてあります。
東京都の検査データは8月26日に更新されています。
2021年8月26日 の(7日間移動平均値をもとに算出した)検査の陽性率は、19.6%(22.8%、23.2 %,21.3%、19.0%,13.1%, 8.1%, 6.4%, 5.5%,4.8,4.1,4.0,4.9,5.3,5.8, 6.8, 8.6, 6.9, 5.9, 5.2, 4.8, 4.2, 3.7, 3.7, 3.5, 3.3) %で、検査人数は14545.1人(14046.1人、11,961.6 人、12,513.9人、9868.9人,6604.1人,8164.4人,8877.4人,7214人,6810.4人,6785.7人,4688.4人,7058.6人,7810.1人, 7877.4人, 9419.4人, 6331.4人, 7903.6人, 8450.0人, 7633.4人, 7086.7人, 6588.0人, 6688.9人, 6035.3人, 6760.7人, 6417.9人) です。()は、8月19日、8月12日、8月5日、7月29日、7月23日、7月15日、7月8日、7月1日、6月24日、6月17日、6月11日、6月3日、5月27日、5月21日、5月13日 、5月6日、4月29日、4月22日、4月15日、4月8日、4月1日、3月23日、3月19日、3月16日と3月9日の速報値です。検査データが、更新されると、データは日付をさかのぼって修正されますが、以上の値は速報値の暫定値です。
なお、暫定値を訂正した陽性率は、図2にのせています。
図1が、8月25日版のGoogleの予測値と、東京都の感染者数、経路不明感染者数です。Google予測はスケールアウトしていますが、徐々に増加して、4週間後で、1万人弱です。
行動制限率は、7日移動平均では、-47%まで下がったあと戻しています。
今週は、感染者数が停滞から減少に転じています。
6月8日のGoogle予測は、感染者数は50人まで下がるというものでした。
6月16日のGoogle予測は、感染者数は112人まで下がるというものでした。
6月23日のGoogle予測は、感染者数は200人まで下がるというものでした。
6月29日のGoogle予測は、感染者数は600人で高止まりです。
7月7日のGoogle予測は、感染者数は1000人になります。
7月14日のGoogle予測は、感染者数はピークで1200人になり、その後減少します。
7月21日のGoogle予測は、感染者数は今後600人まで減少します。
7月28日のGoogle予測は、感染者数は3000を超え、その後、2400人まで減少します。
8月1日のGoogle予測は、感染者数は徐々に増え、8月20日で9000人を超えると、ほぼ一定になります。
8月11日のGoogle予測は、感染者数は徐々に増え、9月3日で7000人を超えます。
8月17日版のGoogle予測値は、感染者数は、徐々に増加して、9月12日以降が、7000人台です。
図2に、11月1日からの東京都の経路不明率と陽性率を示します。経路不明率は65%くらいの高止まりです。一方、陽性率は、20%に戻していますが、まだ、高い水準です。
図3に、感染者数の1週間前の同じ曜日との差を示しています。東京都が前週との比を使うようになったので、前週との減少比率(1week_ratio)もプロットしてあります。感染者数は増加しています。この行動制限率は移動平均ではなく、生の値で、日付は12日ずらしています。感染者の増加は止まっています。行動制限は上がってきています。
図4は、変異株率で、95%になりました。
まとめ
東京都の感染者数は、減少に転じています。
観感染者数でみると急激に減っていますが、陽性率でみると減少は緩やかです。
気になるのは、図1の行動制限です。最近は、陽性率が高いので、筆者は、行動制限だけで、感染者数を考えるのは無理があると考えています。
しかし、図1の行動制限(黄緑の線)と感染者数(紺色の線)の波形には、明らかな対応が見られます。
図1の拡大で説明します。
1番のオリンピックの開会式を含む4連休の時には、行動制限は、一端、V字型に下がっていますが、それに対応した2週間後の感染者数もいったん下がっています。
2番のオリンピック終了時から、行動制限率は下がり始め、感染者数も下がっています。
3番は、お盆明けです。このあと行動制限率は減少して、もとに戻しています。それでも、まだ、2番の行動制限散率より低いですから、すぐに増加に転ずることはないと思われますが、減少幅が次第に小さくなっていくと思われます。ここで、注目べきは、陽性率です。高い陽性率が効けば、減少が止まる可能性があります。
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報道発表 令和3年 8月(都内の変異株スクリーニング検査の実施状況)
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2021/08/index.html
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COVID-19 感染予測 (日本版)8月25日版
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NHK特設サイト
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/
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都内の最新感染動向
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/
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Google Mobile Report
https://www.google.com/covid19/mobility/ Accessed: <2021.8.28>2021-8-27version.