インフルエンザの予防注射はコロナに効くのか

コロナウィルスのワクチンの接種がイギリスとアメリカで始まったようです。日本はいつになるのか、はっきりしません。

コロナ対策で、皆がウィルス感染に気を付けているので、今年の冬のインフルエンザの流行は、例年より少なくなるといわれています。

これが本当であれば、今年の冬はインフルエンザの予防注射をしなくとも、インフルエンザになる可能性は低いように思われます。

しかし、現実には、例年になく、インフルエンザ予防接種をする人の割合が高いようです。免疫学からすれば、インフルエンザの予防注射をしても、コロナウィルスに対する効果はないはずです。しかし、BCGを接種すればコロナウィルスにかかりにくいといううわさもありました。これも、免疫学では、ありえない話なのですが、BGCが効くのであれば、よりコロナウィスに近い、インフルエンザが効かないはずはないと考えた人がいても不思議ではありません。

また、コロナウィルスで亡くなる方の大半は合併症です。その点では、コロナウィルスとインフルエンザの合併症という組合せもあり得ます。その場合には、確かに、インフルエンザの予防注射は効果があるでしょう。

まあ、以上のように直接の効果は期待できないのですが、逆に、打っておいて、マイナスになる要因は、非常に低い確率の副作用だけですから、とりあえず、予防注射をする人が増えているのは、合理的な判断と思われます。