マスコミが伝えないコロナウイルス・ワクチン接種の恐怖

コロナウイルス・ワクチン接種は、副反応への対応と、エビデンス・データ保存に大きな欠陥を抱えています)

コロナウイルス・ワクチン接種が始まりました。 マスコミ報道見ていると全く報道されていない決定的な問題点があるので、忘れないうちに記録しておきます。 現在、ワクチンの接種は、次の3つの方法で受けられると思われます。

  1. かかりつけ医院

  2. かかりつけでない医院(大規模病院など)

  3. 大規模接種会場(体育館など)

マスコミは、接種する注射の打ち手の問題を取り上げていますが、注射を打つこと自体は、イギリスでは、講習を受けたボランティアも行っており、技術的には難しくありません。 問題は、注射を打つことではなく、次の点にあります。

  • 予診の精度を上げること

  • 副反応に適切に対応すること

ところが、この点の対応は、極めて不適切と思われます。 問題点を整理するために、重大な副反応が起こった場合を想定します。 副反応には、反応が、早く表れるものと、時間がかかるものがあります。

前者の典型は、アナフィラキシーです。現在、コロナウイルス・ワクチン接種後、30分は接種会場に留まって、アナフィラキシーが出ないかをチェックするようになっています。

後者には、血栓などが含まれると思われます。

後者の副反応が起こった場合には、当面は、解熱剤などで対応し、問題があれば、厚生労働省のコールセンターに電話することになっています。しかし、副反応の症状をコールセンターに音声だけで説明できるとは思えません。つまり、最悪の場合には、救急車にたよる他はありません。

病院のタイプの1.2.3.のうち、医師に対応してもらえる場合は、1.に限られます。この場合でも、かかりつけの医師が、コロナウイルス・ワクチンの副反応の詳しいとは思われません。

つまり、副反応が起こった場合には、運を天に任せるしか方法がありません。

現在のコロナウィルス・ワクチンのプロトコルは、インフルエンザのプロトコルを転用したものように思われます。接種を受けた人のうちの、できるだけ多くの人のデータを集めるプロトコルにはなっていません。予診票は、インフルエンザと同じ手書きです。副反応についても、救急車を呼ぶような事態にならない限りは、報告する必要はありません。つまり、デジタルで集計されているとは思えません。

スマホを持っているユーザーであれば、接種アプリをインストールして、接種後、30分、1日後、2日後と時間を決めて副反応を答えさせて、データを収集することは可能です。ドイツでは、スマホを使った接種証明が既に動いていますから、恐らく、スマホを使った副反応のデータも収集されていると思われます。

また、副反応については、電話のコールセンターではなく、スマホを使った遠隔診療を導入すべきです。すくなくとも、副反応に対するデータで、問題が出ていると思われる接種者には、注意を喚起すべきです。

結局、今までのインフルエンザで、紙のレガシーシステムを温存した付けが来ているように思われます。副反応が出たら救急車頼みです。副反応が起こる確率は、通常のインフルエンザとかわらないでしょう。問題は、次の点です。

  • 体調があまりよくないひとでも、接種を希望する可能性がある。これは、インフルエンザより、病気が怖いのでこうなります。

  • 血栓などの、通常のインフルエンザ・ワクチンでは、見られないような副反応が起こる。

今回は、この2点については、格段の配慮はなされていないように思われます。

普通、インフルエンザを接種した場合に、副反応がでれば、接種した病院に相談します。今回は、2.3.の場合には、接種した病院や、接種会場は対応してくれません。