明るいレンズが使えるカメラ

レンズは、F値が小さいほど、画角が望遠になるほどボケます。

 

手元にある一番ボケるレンズは、58㎜F1.4です。

 

これば、マニュルフォーカスなので、マウントアダプタがあれば、どこのメーカーのカメラにもつけられます。

 

マウントは、ニコンのFマウントですが、いまから考えると、ライカのMマウントにしておけばよかった気もします。

 

最近では、海外のマニュアルレンズであれば、安価であかるいレンズが多く手に入るようなりました。

 

ボケをレンスで作ることに、どの程度価値があるかは、不明ですが、見たことのない写真がとれれば、インパクトがあります。

手持ちのズームレンズと画角とF値が重なる場合には、あえて単焦点レンズを購入するまでもないと思いますが、レンジ外であれば、興味がわきます。

 

さて、実際に使ってみた問題点は次の2点です。

 

(1)焦点の合わせ方

 

フィルム時代のカメラの標準レンズは、50mmF1.4だった時代もあります。

 

F1.4でしたが、この時代の焦点合わせは、大まかなもので、ボケを大きく狙うことはありませんでした。

 

被写界深度が極端に浅くなると、焦点合わせは容易でありません。

 

マニュアルフォーカスの使いやすさに、メーカーと機種による差があるとおもいますが、オートフォーカスに比べると情報は少なく、どのカメラがよいのか、よくわかりません。

 

(2)シャッター速度の限界

 

明るいレンズでは、シャッター速度が速くなります。

 

限界をこえた場合には、F値をしぼるか、NDフィルターをつけることになります。

 

電子シャッターが出るまでは、NDフィルターを使うのが当たり前でしたが、電子シャッターが使えるのであれば、NDフィルターなしが快適です。

そこで、性能を比較してみます。

 

基準は、Kiss M2におきます。このカメラは、最低ISOが100で、最短シャッター速度が、4000分の1秒です。電子シャッターはありません。

 

(1) DC-GF10/GF90 

ISO100、シャッター速度16000分の1秒です。

Kiss M2に比べて、2段の余裕があります。

 

(2)DC-G9

ISO100、シャッター速度32000分の1秒です。

Kiss M2に比べて、3段の余裕があります。

 

(3)PEN E-PL10

ISO100、シャッター速度16000分の1秒です。

Kiss M2に比べて、2段の余裕があります。

 

(4)OM1

ISO80、シャッター速度3200分の1秒です。

Kiss M2に比べて、3.2段の余裕があります。

 

(5)alpha 7 III

ISO100、シャッター速度8000分の1秒です。

Kiss M2に比べて、1段の余裕があります。

 

(6)EOS R6 Mark II 

ISO50、シャッター速度16000分の1秒です。

Kiss M2に比べて、3倍の余裕があります。

 

(7)alpha 1

ISO50、シャッター速度32000分の1秒です。

Kiss M2に比べて、4倍の余裕があります。

 

 

(8)XT-5

ISO64、シャッター速度180000分の1秒です。

Kiss M2に比べて、6段の余裕があります。

 

(9)Z-8

ISO64、シャッター速度32000分の1秒です。

Kiss M2に比べて、3.8段の余裕があります。

 

(10)まとめ

FujifilmのXT-5のシャッター速度180000分の1秒が別格です。

Fujifilmも他の機種では、32000分の1秒です。

あとは、電子シャッターの性能が次第に上がってきているので、NDフィルターなしでも、撮影できる範囲が広がってきています。