シャッター速度優先の問題点

運動している対象を撮影するには、動体ブレを防ぐために、シャッター速度優先で撮影することが原則です。

 

写真1は、1000分の1秒ですが、動体ブレがあります。

 

 

写真2も、1000分の1秒です。左の羽根に動体ブレが少しあります。

 

写真1と写真2は、シャッター速度優先で撮影しています。

 

写真3は、絞り優先で、撮影しています。この300㎜(換算600mm)のレンズは、絞り開放でも、F6.7と大変暗いです。そこで、動体ブレを防ぐために、絞りは開放のF6.7に固定しました。

 

さらに、シャッター速度を稼げるように、ISOを640で固定しています。

 

写真3は、2500分の1秒のシャッター速度でした。

 

写真4は、同じ絞り優先の設定で、5000分の1秒のシャッター速度でした。

 

つまり、今回の設定では、絞り優先の方が、シャッター速度優先より、シャッター速度は短くなりました。

 

シャッター速度優先で、1000分の1秒では、動体ブレするので、2500分の1秒に、切り替えることはありえます。

 

しかし、シャッター速度優先では、5000分の1秒にはしなかったと思います。

 

写真4は、シャッター速度優先で、2500分1秒の方がよかったかも知れません。

 

あるいは、写真4の設定で、ISOを固定しなければ、、ISO300で、2500分1秒になっていたかも知れません。

 

いずれにしても、シャッター速度優先は、動体ブレに対して、万能ではないと思います。

 

写真1

 

 

写真2

 

写真3

 

写真4