谷田部藩陣屋の玄関 ~つくば市とその周辺の風景写真案内(1066)

細川興元は、下野・茂木(現在の栃木県茂木市)に1万石の領地を賜り大名となった。 その後、大坂の陣の戦功が認められ、常陸筑波郡、河内郡で6000石加増された。 2代藩主、細川興昌の時代に、陣屋を谷田部に移した。

谷田部藩陣屋の玄関は陣屋御殿のものです。明治期に玄関のみ移されました。 当時は茅葺でしたが、その後トタン葺き、さらに瓦葺に改修されました。玄関の正面上部には細川家の家紋、九曜紋が刻まれています。

全く、ぱっとしませんが、これが、現存する谷田部藩の唯一の遺構になります。

 

写真1 谷田部藩陣屋の玄関