1)比較明合成
「比較明合成」は多重露出機能のひとつで、重ね合わせるときにいちばん明るいピクセルのみを合成します。花火、ホタル撮影、星空撮影などで有効です。
Photoshopなどのレタッチソフトで可能だった機能ですが、カメラ内処理として、オリンパスは「ライブコンポジット」を、パナソニックは、 LUMIX G99 に「ライブビューコンポジット」を実装しています。2社の比較明合成は、仕上がり具合をリアルタイムで確認しながら比較明合成ができます。
合成ソフトを使う場合には、 Lightroom Classic CCとAdobe Photoshop CCの他に、次のフリーソフトでも可能です。
比較明合成フリーソフト
SiriusComp
StarStaX(Macにも対応)
https://markus-enzweiler.de/software/starstax/
Startrails
2)スタック処理
星空撮影を撮影する場合、星がずれるので、シャッター速度は、最長でも、30秒から60秒程度になります。安全な範囲は、15秒までと思います。
星空撮影を撮影する場合のハードウェアには、星空撮影の専門家が言うには、次の2種類があります。
(S1)ソフトフィルタ―
(S2)ポータブル赤道儀
しかし、これは、おかしいです。
「ソフトフィルタ―」は星が小さく写りすぎるので、星をぼかしておおきくするために使います。
デジタル画像処理で、解像度下げることは簡単です。
一方、逆に、解像度をあげることは容易ではありません。
なので、通常は、RAWデータには、もっとも解像度の高い状態のデータを保存すべきです。
ポータブル赤道儀は、星の動きに合わせて、カメラを動かす装置です。
比較明合成では、星の動きは、線になります。
これは、画像合成するときに、画像の位置を変えないからです。
星の位置に合わせて、画像の位置をずらして、比較明合成ができれば、ポータブル赤道儀は不要のはずです。
画像の位置をずらしは、スタック処理のソフトウェアでできます。
DeepSkyStackerでできそうです。
DeepSkyStacker
https://github.com/deepskystacker/DSS/releases/tag/5.1.3
DeepSkyStackerでできれば、ポータブル赤道儀と高度な三脚は不要になります。
この問題について、星空撮影の専門家が何も言わないのは、不気味な気がします。