絞りと回析

フィルム時代であれば、絞りを絞れば解像度があがるというのが原則でした。

アンセル・アダムスの写真では、F35を使っている例もあります。

 

一方、デジタルカメラになって、センサーの解像度の関係で、絞ると、回析の影響が出て、解像度の劣化がおこります。

 

F8からF11あたりまでは、安全ですが、F13より絞ると、解像度が落ちます。

 

また、最近のレンズは、極端に絞らなくても、十分な解像度があります。

 

流石に、F2.8では、厳しいですが、F4かF5.6まで絞れば、解像度が十分なことも多いです。

そうなると、被写界深度が必要な場合を除けば、いつもF4.0でも、良く写ります。

 

例外もあります。第1は、レンズの開放絞りで、ボケを出す場合です。

 

第2は、フレームに太陽が入った場合です。

 

太陽は、白飛びしますので、白飛びを最小限に抑えるために、強く絞ります。

 

今回のサンプルもフレームに太陽が入っています。

 

夕陽ですが、心配だったので、F13まで絞りました。

 

F8と比べると、F13では、解像度が落ちています。

 

写真1 左:F13 右:F8

 

 

写真2 F8

 

写真3 F13