冬になるとイルミネーションが多く見られます。
イルミネーションの撮影の試行錯誤について、メモを残して、忘備論にしたいと思います。
今回の題材は、つくば市のランタンアート2022です。
ランタンは、とても小さいです。
また、ライティングの設計はまったくなされていないので、周囲がとても明るいです。
イルミネーションの場合、18%の平均グレーでは、適正露光は求まらなくなりますので、自動露光はそのままでは使えなくなります。
この場合の対応方法は、次の2つです。
(1)M(マニュアル)モードで、1まいずつ、絞り、シャッター速度、ISOを設定する。
(2)標準露光シフトを使う。
ランタン以外の周囲の光源がない場合は、(1)になります。
今回のように周囲に街灯とLEDがある場合には、(2)の方がよいと思います。
この方法では、標準露光からのずれは、ー4EV位までで、下限があります。
以下は、オリンパスのカメラで、ISO200、絞りF2.8で、絞り優先で撮影しています。
本体は、EM1-MkIIで、レンズは12-40mmF2.8です。
シャッター速度は、写真1が1/4秒、写真2が、1/10秒、写真3が、1/10秒です。
EM1-MkIIで、レンズは12-40mmF2.8をつけた場合、手ブレになることは稀です。
これに慣れてしまうと。他のカメラをつかった時に、手ブレ写真を乱発することになります。
一般には、標準から広角で、1/60秒をこえると、手ブレが発生します。
それから、ISO200でも、ノイズが出ないのは、明るい部分だけです。
暗所の露光をあげれば、ノイズが出てしまいます。
ISOをあげても、センサーサイズが大きければノイズがでないという話は、明暗の差が小さく、均等に暗くなる場合です。
ランタンの周囲のように、光量が絶対的に不足している場合には、ノイズは必ず出ます。
その部分の露光を持ち上げなければ、ノイズは目立ちませんし、暗所にはデータがないので、マスクをつくって、フィルタ―を強くかけることも可能です。