霞ヶ浦総合公園の水郷桜イルミネーションの撮影と編集について、覚書を残しておきます。
なお、イルミネーションの撮影を、今後も計画していますので、(1)を付けました。
写真1は、1/8秒、F2.8、ISO200で撮影しています。今回の撮影は、全てISO200です。撮影は、絞り優先で、開放絞りで撮影しています。露光が不足であれば、シャッター速度優先または、マニュアルモードにしようと考えましたが、それなりに写っているようなので、撮影モードは、変えませんでした。
とはいえ、自動露光は、18%グレーを基準にしていますので、適切なモードではありません。
写真1では、手振れは起こしていませんが、風車の羽根が動くので、羽根の部分が被写体ぶれを起こしています。イルミネーションの場合、被写体が動いたり、明るさが変化すると、撮影は各段に難しくなります。カメラの手振れ防止は、5.5段です。
なお、紹介記事の写真も風車の羽根はぶれていますので、この撮影は、難物であることがわかります。事前に、紹介記事の写真を注意してみて、工夫すべきでした。
写真2は、F1.4で、手振れ防止のないレンズをカメラの組合せです。 シャッター速度は、1/60秒ですが、イルミネーションがぼけています。 ここでは、5枚ほど撮影した中で、一番ぶれの少ない写真をのせています。 手振れ防止は、必須のように思われます。
写真3は、、1/8秒、F2.8、ISO200で撮影しています。写真1と同じ条件ですが、風車の羽根のように、動くものがないため、問題は発生していません。
写真4以降は、編集の例です。写真4、5、6では、明暗のコントラストを強く出す方向で、編集を試みました。
写真4では、フィルミックRGBで、コントラストを強くしています。
写真5では、トーンイコライザーで、コントラストを強くしています。
写真6では、カラーバランスRGBのサチュレーションをマイナスに振っています。
昼間の写真であれば、クロマが色の編集の中心になりますが、イルミネーションでは、クロマは効かず、サチュレーションが、編集の中心になります。
写真4、5、6では、イルミネーションを明るくする方向で編集しました。この方法では、確かに、イルミネーションは、明るくなりますが、色が薄くなります。
写真7では、カラーバランスRGBのサチュレーションをプラスに振っています。
こうすると、イルミネーションの色が強く出ます。
つまり、イルミネーションの明るさと色の強さは両立しません。
写真8では、露光を変更しています。ここでのポイントは、ヒストグラムは無視して、画像の出来合いに合わせて、露光を調整する点です。
イルミネーションでは、ヒストグラムは参考になりません。
参考写真は以上です。
夜景では、デジカメのマニュアルモードを使えと書いてある本が多いです。これは、18%グレーを基準にした自動露光が効きませんので、その通りですが、問題は、ISOです。 フィルム時代であれば、ISOは固定ですが、デジカメでは、ISO自動にできます。その場合は、マニュアルモードでも、自動露光が効いてしまいます。ISOも自動でない場合には、ISOを変えて、何枚か、撮影して、試し撮りをする必要があります。
今回の撮影では、ISO200でしたので、手振れに注意すれば、光が不足することはなさそうです。ただし、ノイズ対策からすれば、より高いISOで撮影して、現像時に、露光を下げた方がよいとも思われます。
- 霞ヶ浦総合公園の水郷桜イルミネーション2021~2022!駐車場やアクセス方法は? 2021/10/18
https://14hp.jp/ibaraki-kanko/tsuchiura-kasumigaura-sougoukouen/