モノクロ画像の現像(3)

1)カラーキャリブレーションの作例

 

RGBの順で、次のプリセットを作ってみました。

 

[0.3, 0.59, 0.11] Best standard

[0.75, 0125, 0.125]  Skin tones 1

[0.75, 0.25,0.0]  Skin tones 2

[0.07, 0.86, 0.07]  Green forest

[0.2, 0.7, 0.1]  Blue sky

[0.3, 0.58, 0.12] Green detail

[0/246, 0.254,  0.501] Ilford Delta 100

 

今回は、signature editのサンプル写真を使っています。

 

1-1)風景

 

写真1は、空の青か、草の緑のどちらかに合わせるべき例です。

写真1では、Best standardを使っています。

写真2では、Blue skyを使っています。

写真2のBlue skyの方が若干よい気がします。

しかし、差は、思ったほどは大きくありませんでした。

 

1-2)人物

 

写真3では、左が、Best standardで、右が、Skin tones 2です。

確かに、右の方が、肌の表現は綺麗ですが、差は思ったほど大きくはありませんでした。

 

写真4では、Skin tones 2でモノクロに変換したあと、フィルミックRGB、トーンイコライザー、ブルーで仕上げています。

RGBのブレンド比よりも、仕上げの効果が大きいと思いました。

 

写真4の露光のヒストグラムは、右が空いています。露光をあげて、ヒストグラムを右につけると、肌色のトーンが飛んでしまいます。

 

また、ネガティブスペースの部分は、何がうつっているのか判別できません。

こうしてみると、モノクロでは、カラーより、単純化された写真ができると言えます。

 

これだけ差が小さいと、知覚的アプローチを選ぶ理由はないので、知覚的アプローチは、後回しにします。

 

写真1 Best standard

 

 

写真2 Blue sky

 

写真3 左:Best standard 右:Skin tones 2 

 

 

 

写真4 Skin tones 2






signature edit

https://www.signatureedits.com/free-raw-photos/