darktable3.6の色の補正について整理してみます。
写真1は、キャノンのAPS-Cで撮影しています。
写真2は、オリンパスのm4/3で、撮影しています。
この2枚は、よく似たアングルですが、空の色が随分と違います。
課題は、darktableの色編集で、写真2の空の色を写真1のように編集できるかと言う点です。
写真3は、カラーバランスRGBを使っています。 色合いは、濃くなりますが、青色は違いいます。
写真4は、カラーキャリブレーションを使っています。
写真5は、フィルミックRGBのルックタブを使っています。
この中では、カラーキャリブレーションの色温度を低めに変更する方法は一番効果がありますが、まだ、色が、ずれています。
写真6は、カラーバランスRGBで、hueを変更しています。
この他に、ここでは例をあげていませんが、カラーゾーンがあります。
ここまでが、基本的な色変換をするモジュールです。
カラーは、一致させられませんでした。
大幅にカラーテーブルを変える方法には、カラールックアップテーブル、3DLUT、RGBカーブがあります。理論的には、これらの、自由度の高いモジュールを使えば、ほぼ、自由に色を変えられるはずです。しかし、自由度が高いので、思ったような変換が簡単にできるとはかぎりません。
写真7と写真8では、3DLUTを使っています。
写真9では、RGBカーブ(シーン参照では非推奨)を使っています。 自由度が高すぎて、写真1に、青色を一致できてはいませんが、写真2から写真6までのモジュールでは、出せない色が表現されています。
まとめると、大きく色の傾向を変えるには、3DLUT、カラールックアップテーブルなどの色の自由度の高いモジュールを使う必要があります。
そもそも、写真1と写真2で、空の色が大きく異なった原因は、何でしょうか。レンズを変えると色のりが大きく変わることはあります。 しかし、主な原因は、メーカーによるマイクロレンズの前についているRGBフィルターの違いと思われます。この基準化は、できていないと考えます。