「最近の写真展を見て(最小絞りの話(1))」で、どこま絞っても問題がないのか、疑問だということ、コンデジは、センサーが小さく、最小絞りが、限定されているという話をしました。
例えば、次の様に書きました。
センサーサイズが、1.7型までのコンデジでは、最小絞り値は、F8.0です。
センサーサイズが1インチのソニーのRX-100の絞りはF1.8-F11です。
センサーサイズが、m4/3のパナソニックのLX-100の絞りはF1.8-F16です。
レンズ交換式のデジタルカメラの場合には、F8か、F11以上に絞ると、回析の影響が出ると言われていますので、通常であれば、F16 まで、絞れれば問題はないと思われます。
例えば、Fuji フィルム、オリンパス、Lumixの交換レンズを見ると、全て、最小絞りは、F16 か、F22になっています。
したがって、F22を越える世界には、縁がないとばかり思っていました。
絞りが固定値で、F22を 越えるレンズは、キャノンの次の2本のレンズです。
RF70-200mm F2.8 L IS USMとEF70-200mm F2.8L IS II USMは、F32 まで使えます。
一方、広角と望遠で、最小絞り値が違うレンズもあります。この場合、望遠では、F22を越えている場合があります。
キャノン EF-S18-200mm F3.5-5.6 IS F22〜38
F40を何に使うのか理解できません。恐らく、広角で、F22まで絞るメカニズムが、望遠側では、より大きなF値になったと推測しています。
ちなみに、EOS-Kiss Mのキットレンズ、EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STMも、望遠では、F22を越えます。
F22~40(1 / 3 段表示の場合)
F22~38(1 / 2 段表示の場合)
写真1は、このレンズで、撮影したF32の写真です。F32が使えるの、と驚いて撮影しましたが、後で考えれば、太陽の光芒を出すにしても、F22に、止めるべきでした。
最近の写真展を見て(最小絞りの話(1)) 2021/11/29