絞り値と回折の影響(1)

この原稿は、kiss M/M2入門を前提に、標準ズームEF-M15-45mm F3.5-6.3を想定して書いています。

 

F8か、F11より、絞りを絞ると回折の影響がでると言われています。

 

今回は、実例を示します。

 

筆者は、通常は、写真を等倍まで拡大して見ることはしません。

 

スマホタブレット、パソコンで写真を見る人は、等倍まで拡大しませんので、等倍の写真写りを気にしても意味がないと考えています。

 

しかし、今回は回折の影響のチェックなので、等倍まで、拡大しています。

 

写真は、右と左でF値が異なります。

 

写真1から写真4をみるとわかりますが、木の葉が、一番シャープに写っているのはF8です。

 

なお、レンズの最小絞りはF16かF22が多いです。

 

EF-M15-45mm F3.5-6.3は、変わっていて、望遠端では、F40まで絞ることができます。

 

回折の影響を考えると、通常はF8かF11どまりで撮影すべきです。

 

例外は、フレーム内に、夕陽など太陽をいれた場合で、絞らないと、白飛びの面積が大きくなります。また、絞ると、放射状の光芒がでます。

 

ただし、太陽をいれた逆光写真は、レンズのコーティングには、一番きびしい条件になります。

 

太陽をいれた逆光の写真は、観光ガイドの写真の定番です。挑戦する価値はあります。

 

 

写真1 F4:F8

 

 

写真2 F8:F16

 

 

 

写真3 F8:F22

 

 

写真4 F16:F22