カメラのレンズの比較法

乙戸沼公園に、散歩にいくと、見かけるカメラマンは、鳥の撮影が目標の人が多いですが、桜のシーズンには、桜の花を目指したカメラマンが増えます。

筆者は、桜の撮影については、望遠で何を写すかが気になっています。

公園の橋の袂で、赤いリングのついた望遠ズームレンズを構えているカメラマンを見ました。

随分、小型のズームレンズに見えました。メーカーのロゴは見えませでしたが、キヤノンのカメラのように見えました。

検索して見た結果、RF24-105mm F4 のようでした。

キャノンのレンズは、白い色がトレードマークですが、最近は、黒に赤いリングもあるようです。

このレンズは、随分小型に見えました。

HPを見ると、700gで、フルサイズセンサーのカメラのレンズとしては、小型であると書かれています。

カメラを外から見るのと、自分で持ち回るのとでは、大きな差があると感じました。

筆者は、最初は、ニコンのカメラで撮影していました。入門用のキットレンズでは、良く写らないので、16-80mm f/2.8-4Eにレンズをかえました。しかし、このレンズは、重すぎて、肩がこってしまいました。

より、小型で、オリンパスの 12-40mm F2.8 PROに切り変えました。望遠側が換算120mmから80mmに減りましたが、重量は、480gから、382gと100g減りました。今度は、肩こりにはなりませんでした。

しかし、望遠側が換算80mmでは不便なので、望遠ズームと便利ズームを比較して、まず、便利ズーム12-100mm F4.0を購入しました。これは、561gで、重いです。片手で撮影することは不可能です。

サイズは、ニコンが、80mm× 85.5mmで。便利ズームが、Ø77.5 x 116.5mm なので、長さが伸びています。

さて、公園で見たRF24-105mm F4ですが、φ83.5×107.3mm、700gです。やはり、大きいです。

ソニーの同等品は、SEL24105G FE 24-105mm F4 G OSS φ83.4 x 113.3 663gです。

同じくらいのサイズです。

4)、5)、6)をみるとわかりますが、サイズは同じくらいです。 価格も同じくらいです。

当たり前ですが、換算画角ではなく、もとの画角でみれば、それなりのレベルのレンズの価格には差はあまりありません。

この3本と、1)を比べると、1)は、望遠側は短くなっていますが、広角側は、16mmで、12mmと24mmの中間です。悪いレンズではありませんが、価格は、4)、5)、6)の半分くらいですので、比較しても、厳しいところが出ます。

m4/3では、3)が評価の高いレンズですが、画角と価格を考えれば当然とも思われます。

結論は、カメラ雑誌やWEBでは、換算画角で、論じられますが、元の画角で考えると、レンズの比較が容易になると思います。

RF24-105mm F4 は、Lレンズで、15万円前後なので、フルサイズカメラの価格も下がってきています。

価格が下がって、性能が上がれば、買い替え需要が出るとは思われます。

でも、レンズは、10年くらいは使いますので、今のところは様子見です。

12-100mm F4.0を使っていて、F4.0で問題があるかといえば、9割はちゃんと写ります。

ただし、写真の表現の幅、構図を除くと、F値しかないので、より明るいレンズを使いたい時も多くあります。

1)NIKON AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR φ80mm× 85.5mm 480g

2)OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO Ø69.9×84mm 382g

3)PANASONIC LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0 ASPH Φ68.4mm×86mm 320g

4)OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO Ø77.5 x 116.5mm 561g

5)SONY SEL24105G FE 24-105mm F4 G OSS φ83.4 x 113.3 663g

6)CANON RF24-105mm F4 L IS USM φ83.5×107.3mm、700g