秋の写真を撮る(14)霧(2)

今回は、GimpとKritaで霧を作ってみます。

実は、Gimpの利用は、前回掲載するつもりでしたが、躓いています。

理由は、検索をかけると、霧のオプションが、

Filter->render->cloud->fog

にあるとヒットするのですが、Gimp.2.10では、この場所には、オプションがないためです。

実は、Fogは以下にあります。

Filters → Decor → Fog

Gimp2.10の霧の部分を示します。


1)概要

このフィルターは、霧や煙のように見える雲のある新しいレイヤーを画像に追加します。雲はプラズマテクスチャで作成され ます。

2)フィルターをアクティブにする

このフィルターは、画像ウィンドウメニューの[Filtersフィルター] →[Decor 装飾] →[ Fogフォグ…]にあります。

 

3)オプション

 

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 図1 「フォグ」オプション

いくつかのフィルターオプションの中で、「乱流 Turbulence」だけがいくらか重要です。後で変更することはできず、結果が希望に合わない場合はフィルターを元に戻して繰り返す必要があるためです。

  • Layer name レイヤー名

    レイヤーの名前。後で[レイヤー]ダイアログで変更できます 。

  • Fog color 霧の色

    デフォルトは、ある種の砂茶色(240、180、70)です。霧の自然な色ではないと思われる場合は、カラーボタンをクリックしてこれを変更してください。

  • Turbulence 乱流

    これは実際にはプラズマフィルターの乱気流オプションです。 ソフト(低い値)からハード(高い値)まで、雲の複雑さを制御します。

  • Opacity 不透明度

  • レイヤーの不透明度。後で[Layers Dialogレイヤー ダイアログ]で変更できます。


写真1では、Gimpで、Fogのメニューを開いています。

写真2が、Fogの適用結果です。霧らしきもの見えますが、濃淡の位置は指定できません。

写真3は、Gimpで、エアーブラシをつかっています。このままでは、不自然ですが、工夫すれば使えそうです。

 

写真4は、Kritaで、エアーブラシをつかっています。

エアーブラシは、写真の画像とは、別のレイヤーになります。

そこで、エアーブラシのレイヤーに、ガウスぼかしをかけた結果が、写真5です。

かなり、霧らしくなりました。

 

 

  • Fog

https://docs.gimp.org/2.10/en/python-fu-foggify.html

  • Plasma

https://docs.gimp.org/2.10/en/gimp-filter-plasma.html

  • Image Structure Related Dialogs

https://docs.gimp.org/2.10/en/gimp-dialogs-structure.html#gimp-layer-dialog-opacity-scale

 

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写真1

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写真2

 

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写真3

 

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写真4

 

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写真5

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