darktableとGimp~赤目をめぐって

「EASY WAY PHOTOGRAPHY:THE ULTIMATE GUIDE TO EDITING LANDSCAPE PHOTOS」という資料をみていたら、「50% capture + 50% editing」と書いてありました。RAWからJpegが50%、Jpegの編集が50%という意味です。つまり、darktableがどんなに優れていても、風景写真では、darktableでできることは50%までになります。

Jpeg編集では、フリーのツールはGimpしかありません。Kritaは、開発当初は、Gimpみたいに、Photoshopでできることも実装する方針だったようですが、リソースを集中して、描画ソフトに特化する方針に転換して現在に至っています。写真の編集機能はほんの少ししかありません。

darktableはRAWに特化しているため、Jpegの編集は不完全です。赤目で例を示します。

写真1は元の赤目のJpegです。

写真2はdarktableのチャンネルミキサーで補正したものです。赤目は弱くなっていますが残っています。このときには、描画マスクで赤目の円をカバーしています。

写真3はgimpの赤目補正フィルターです。マスクをかけた方が良いみたいですが、この例では、マスクは使わずにOKを押しているだけです。

取りあえずGimpを使ってみた方が良さそうです。

PhotoshopGimpで限界を感じてからでもよいと考えています。

 なお、この時に一番重要なことは、編集後の完成画像のイメージが頭の中にあることです。

 

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写真1 もとのJpeg

 

 

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写真2 darktableで赤目補正

 

 

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写真3 giimpで赤目補正