ローカルコントラスト、コントラストイコライザーの次に、解像度を上げるために、使うツールは、ヘイズ除去です。7割程度はプリセットのままでよいと思います。
どのデジタルフィルターにも共通していますが、フィルターの効きは、画像によって異なります。このため、効きが弱すぎる、または、強すぎる場合には、調整が必要になります。弱すぎる場合には、フィルターを使うことを止める選択もあり得ます。
以下の写真では、左が、ヘイズ除去なしで、右が、ヘイズ除去ありになります。
写真1は、ヘイズ除去のプリセットを使っています。右の解像度が少し上がっています。
写真2は、プリセットよりも、パラメータを強く作用させています。これは、効果をわかりやすくするためですが、HDR風にも見えます。
写真3は、写真1とは別の風景ですが、写真1よりも、ヘイズ除去によって、右のヘイズ除去ありの方が暗くなっています。この場合には、プリセットは、効果が強すぎていると思います。
写真4は、人物に、ヘイズ除去をかけています。人物に、ヘイズ除去をかけることは推奨しません。右の方が、明らかに肌が黒くなっています。
写真5は、霧のシーンにヘイズ除去をかけています。効果はありますが、霧が晴れることはありません。
写真6では、写真5より、ヘイズ除去の効果を強くしています。写真5よりは、霧が晴れた感じはありますが、画像劣化がひどいです。どのデジタルフィルターでも、効果を強くかけすぎると、画像劣化が大きくなります。編集は、画像劣化が目立たない範囲に留めるべきです。
もうろん、HDR風に、画像劣化を作りたい場合は例外です。
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