レストラン中台のビーフカレー(土浦市)~つくば市とその周辺の風景写真案内(566)

レストラン中台のビーフカレー土浦市

カレーは、フードフォトには、なりますが、風景写真には、なりません。

しかし、バスチーユのことを調べた時に、「土浦カレーフェスティバル」が、気になっていたので、レストラン中台にいってきました。

カフェ&レストラン・バスティーユ~つくば市とその周辺の風景写真案内(542) 2021/09/28

土浦カレーフェスティバルは、2007年から、開催されています。

コロナウイルスの影響で、2020年と2021年は、中止になりましたが、2019年まで、13回開催されています。

毎年のグランプリは表1に示すようです。

バスチーユは、2009年に、グランプリになっていますが、その後、レストランが、閉店しています。再開は最近です。このため、他のレストランと比較はできません。

単純に、グランプリの回数をみれば、複数回のグランプリは次になります。

5回 レストラン中台「幻の飯村牛のビーフシチューカレー」

3回 ひつじの小屋「土浦ぢんぎすスープカレー

なお、8、9、10、11回には、麺部門があり、火門拉麺「カレーヌードル」が、4回とも、トップになっています。これと、11回のグランプリを合わせれば、火門拉麺「カレーヌードル」は、5回優勝になります。

とはいっても、火門拉麺「カレーヌードル」も、「土浦ぢんぎすスープカレー」も正統派のカレーではありません。

つまり、正統派のカレーとしては、レストラン中台「幻の飯村牛のビーフシチューカレー」が、圧勝です。

2017年5月のクラウドファンディングで、中台氏は「このカレーで私たちは「土浦カレーフェスフェスティバル」で6回優勝、「カレー大賞2016」を受賞しました。2016年の土浦カレーフェスからは、殿堂入りという形で賞レースは引退」しましたといっています。

この6回の数字が合わないのですが、「里の特製れんこんカレー」にも関与したのかと思ったのですが、写真を見る限り、これは別メニューです。ここでは、5回としておきます。

2016年以降で、正統派のカレーは、「北本トマトカレー」だけですが、これは1回しか、優勝していません。

 

写真1が、レストラン中台です。この建物は、2016年秋、リニューアルして、旧2階建てを、3階建てに改装しています。1階をビストロで、2階は完全個室の宴会場です。これでは、建築の風景写真として論ずるのは困難です。

 

写真2が、「幻の飯村牛のビーフシチューカレー」です。飯村牛というのは、飯村さんの育てている牛という意味です。

 

写真2では、中央に、野菜があって、隠れていますが、その下に大きな肉の塊があります。カレーソースにも、ひき肉大の小さな肉(あるいはレンコン)が入っていると思われました。「国産黒毛和牛飯村牛のA5ランクのお肉と、土浦のレンコンを絶妙な味付けで仕上げたカレー」と書かれているので、肉の部位は、シチュー肉より上等のようです。

カレー大學主催「カレー大賞2016」受賞という評価もありますが、カレー大學という株式会社は、WEBに、カレー大賞のデータを公開していませんので、ここでは、「カレー大賞」は、評価外とします。

「幻の飯村牛のビーフシチューカレー」のメニューは2000円を超えています。

さて、この肉の大きさでは、2000円超えも、やむを得ないと思います。しかし、土浦カレーフェステイバルで、2000円はないと思いました。

2017/11/25の記事には、次のように書かれていました。


飯村牛。土浦近辺ではもっとも有名な高級肉。飯村牛の土浦ビーフカレーは土浦フーズの提供です。どんなお肉なのか常陽リビングから引用します。

新治村の飯村昭次さんが育てる飯村牛は、高級和牛の一つ兵庫県産但馬牛の血を引く血統書付き純血黒毛和牛。但馬系統の特徴であるきめ細かな霜降りが鮮やかで脂に甘みがあり、軟らかい。

全国の銘柄和牛と肩を並べ日本一に輝いたこともあり、地元には年間20頭しか流通しないため「幻の飯村牛」ともいわれる。
ゆっくり手間をかける幻の黒毛和牛/常陽リビング

地元でもなかなか食べられません。ふつうサイズは800円。ハーフサイズは500円でした。このイベントでは高めの価格です。


土浦カレーフェスティバルでは、800円でした。写真を見る限り、やはり、大きな肉の塊はありませんでした。

中台氏は、2017年に、クラウドファンディングで、「幻の飯村牛のビーフシチューカレー」のレトルトを募ります。

定価は、1000円で、ネット販売はしないと書かれています。製造数限定のためと思われますが、土浦市の老舗の佃煮屋さんの小松屋では、定価1000円で売っていたようですが、既に品切れです。

例によって、ネットでは、1400円以上で、転売されています。

なお、中台氏は、「幻の飯村牛のビーフシチューカレー」以外のレトルトも製造していて、こちらは、700円で、スーパーで購入できます。

土浦カレーフェスティバルのカレーをみると、タイの「グリーンカレー」、「レッドカレー」、「イエローカレー」、「ココナッツカレー」、「プーパッポンカリー」のようなバリエーションがないので、総じて単調です。

インドでは、料理の半分は、ベジタリアンです。また、グルテンフリーもカレー粉も最近は市販されています。

土浦カレーフェスティバルに、黒カレーイカ墨でなく、本物の炭入り)はあるようですが、日本のカレーは、ラーメンに比べると、まだまだ、工夫が足りない気もします。

 

表1 土浦カレーフェスティバル グランプリ

  1. 2007.JA土浦 サンフレッシュはすの里「里の特製れんこんカレー」

  2. 2008.レストラン中台「幻の飯村牛とレンコンのビーフシチューカレー」

  3. 2009レストランバスティーユ「飯村牛の煮込みカレー」

  4. 2010.洋食ぢんぎすかん ひつじの小屋「土浦ぢんぎすスープカレー

  5. 2011.レストラン中台「幻の飯村牛のビーフシチューカレー」

  6. 2012.ル・タブリエ「紫峰牛の黒カレー

  7. 2013.レストラン中台「幻の飯村とレンコンのビーフシチューカレー」

  8. 2014.レストラン中台「幻の飯村とレンコンのビーフシチューカレー」

  9. 2015.レストラン中台「幻の飯村とレンコンのビーフシチューカレー」

  10. 2016.北本トマトカレーの会「北本トマトカレー」

  11. 2017.洋食ぢんぎすかんひつじの小屋「土浦ぢんぎすスープカレー

  12. 2018.火門拉麺「カレーヌードル」

  13. 2019.洋食ぢんぎすかんひつじの小屋「土浦ぢんぎすスープカレー

  14. 2020.中止

  15. 2021.中止

 

  • 土浦カレーフェスティバル特別企画~土浦のカレーNo.1決定戦~

https://www.tsuchiura-curry.jp/grand_prix

  • 1日1300食販売!幻の飯村牛・伝説のカレーを全国に届けたい!レストラン中台 2017/05

https://www.makuake.com/project/nakadai/

  • TSUCHIURA CURRY STORY Vol.6

https://www.ibarakiguide.jp/wp-content/uploads/2012/02/1c60e03c3fe283768a9684512c66540e.pdf

  • つちうらカレー物語認定店マップ

https://www.ibarakiguide.jp/wp-content/uploads/2012/02/de67c1b2fe0121fd0f8f044df9819644.pdf

https://ibamemo.com/2017/11/25/t_curry/

  • 第13回土浦カレーフェスティバルに行ってきた2016。 2016/11/22

https://sakaking.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/post-f297.html

 

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写真1 レストラン中台

 

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写真2 幻の飯村牛のビーフシチューカレー

 

 

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