「マルチインスタンス+マスク」を極める(3)

フィルミックRGB

フィルミックRGBで、「マルチインスタンス+マスク」を試してみます。

写真1は、フィルミックRGBで、窓の周辺に描画マスクをかけています。

写真2は、フィルミックRGBで、マスクをつかって、変換曲線を適用しています。

写真3は、新しいインスタンスフィルミックRGB1で、描画マスクの反転マスクを適用しています。

写真4は、新しいインスタンスフィルミックRGB1で、描画マスクの反転マスクに変換曲線を適用しています。

このように、フィルミックRGBでも、マスクを使って、適用範囲を分けることが可能です。

 

トーンイコライザー

トーンイコライザーで、「マルチインスタンス+マスク」を試してみます。

写真5は、トーンイコライザーで、窓のところに、描画マスクを作っています。

写真6は、写真5で作った、描画マスクに、トーンイコライザーをかけています。

写真7は、新しいインスタンス、トーンイコライザー1を作って、写真5の描画マスクの反転マスクを適用しています。

写真8が、トーンイコライザー1で、トーンイコライザーを反転マスクにかけています。

写真9は、トーンイコライザーとトーンイコライザー1の効果を合成しています。

このように、トーンイコライザーでも、マスクを使って、適用範囲を分けることが可能です。

トーンイコライザーは、階層化された露光モジュールです。

つまり、トーンイコライザーを使うと、ゾーン単位で、露光を調整することができます。

まとめ

トーンイコライザーに、「マルチインスタンス+マスク」を併用すると、ゾーン単位かつエリア単位で、露光を変更することができます。

これは、もはや、「覆い焼き」や「焼き込み」を越えています。

フィルミックRGBは、変換曲線をつかうことで、ベースカーブや、トーンカーブよりもダイナミックレンジをはるかに、高い自由度で、変更できます。

この2つに、「マルチインスタンス+マスク」を使えば、ダイナミックレンジを非常に高い自由度で変換できるはずです。

次回は、この問題を取り上げます。

 

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写真1

 

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写真2

 

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写真3

 

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写真4

 

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写真5

 

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写真6

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写真7

 

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写真8

 

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写真9

 

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